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本当のオートロック
2008年 11月 29日
何となくドタバタしておりまして、あちこち、ご無沙汰しております。記事の更新もちょっと間が開いてしまいましたが、やっとひとつ書きました。

以前腰砕けになってしまった記事を、「スペインのオートロック」というタイトルで書き直そうとして、タイトルだけ書いて1年以上も放ったらかしてあった…008.gif

…のを、今度こそ書き上げようと、「本当のオートロック」というタイトルに変えてみました。017.gif

タイトル変えたら書けるってもんでもないかも知れませぬが、実は今回、今までず~っと、「オートロック」の定義を誤解していたのでは? と思い当たったのだ。

初めてスペインに行った頃、マドリッドの集合住宅には既に、「各住居の中からインターフォンを使って集合住宅の入口の戸を開けられるシステム」が付いていて、それ=オートロックというようなイメージが、いつの間にか頭の中で出来上がっていたのだった。

当時は日本のマンションには住んだ事がなく、又オートロック付きのマンションなんてのも殆ど聞いた事がなかったと思う。多分その後出て来たオートロック付きマンションというのを、それがどういうシステムなのか知らないままに、なんとなくスペインの集合住宅の玄関開閉システムと結びつけてしまっていたのだ。

考えてみると、それまでの日本の団地では、集合住宅の玄関というもの自体がなかったですよね? マンションと言っても所謂団地みたいなので、みんな外に長い共用廊下が付いていて、鍵のかかるのは各戸の玄関だけ。

だから、建物全体の玄関があって、それが施錠され、又それを各住居の中から開けられるシステム=オートロック、みたいなイメージでいたんですが、

今回記事を書こうとして気が付いたのは、オートロックというからには、それは「自動的に閉まる」という意味で、インターフォンで錠を開けられるというのは、もうひとつ別の事じゃないか? という事。

ところが、この「自動的に閉まる」というのが、日本の場合又なんというか…不思議なシステム。

例えば今住んでるマンション、通りからの入口=正面玄関にオートロックは付いてますが、その他にもウラノタケヤブや横の階段道等、ら入ろうと思えば入れるところ一杯あり…よく言えば「開放的な作り」で、正面のドアだけが自動的に施錠されても余り意味ないような…

でも、日本のオートロック・システムの一番の難点(?)は、それが電子式だという事かも…
あれって、ドアが閉まってからジーと言って施錠されるまでに、ちょっと間がありますよね?
それに電子式のものって、故障も多いんじゃないでしょか?
うちのマンションのオートロックは、一時ひっきりなしに故障していて、ブザー鳴りっぱなしで、何のためのオートロック?状態になった事があった。

妹のところでは、深夜、住んでる人が帰って来た後、ドアがジーと閉まるまでの間にセンサーにお札を当てて侵入しようとする輩がいたりするそうで…でそうなると、エレベーターが来るまで逃げ場がなくなるらしい。というのも、階段部分に通じるドアも又電子式で、すぐには開かないらしいのだ…!?
玄関ホールだけが密閉空間みたいになるような自動ロックって、何なんですかね? 他の部分は開放的なのに!?
いつも思う事だけど、日本てどうも、何かやろうとするとソフィスティケイテッドにし過ぎる傾向があって、ソノクセ他の部分では抜けてるんじゃなかろ~か?

ここでスペインの「オートロック」の話。

先ず、正面玄関も各住居のドアも、ドアを閉めれば自動的に錠がかかる。うっかり鍵を持たないで外で立ち話してて、ドアが閉まっちゃったら入れなくなるのだ。
電子式ではないので、いわばメカニカル・オートロック?

でもこれぞ本当のオートロックじゃないですかね?

ま勿論それでも、他の人が入った後にすり抜ける事は可能で、それに正規の(?)来客でも、訪ねて来た相手が開けてくれる前に他の住人が帰って来て、ついでに入れてもらうなんて事もよくあるわけだけど。041.gif

でもまあ、日本の電子式オートロックに比べると、ジーと言ってる時間がない分、施錠されるのが早い。

それから玄関ホールから階段や通用口のような部分に入るのに、普通は鍵なんてかかっておらず…だってエレベーターが故障したり緊急の場合には、住人だって階段使わなきゃいけないわけで…ましてや電子錠なんて、アニハカランヤオイテオヤ!?

日本に帰って来た当初、日本のドアは何故閉めても錠がかからないのか?と思ったものだ。
(ついでに言うと、鍵をかけて回す方向、スペインと反対。これは車のドアなどもそうなのですが、スペインだと開けてる方向に回して閉めるので…最初は閉めてるんだか開けてるんだか分からん…041.gif
ドアを開ける方向が反対なのも前に書きましたが「スペインの玄関」「アベコベ日本」)、これはまあ、玄関で靴を脱ぐという日本の住習慣によるものだろうと想像できるものの…

鍵はなんで反対回しなの?

しかも母によると、日本の錠も昔は反対回しだったのに、ある時期からこうなったとか…?
…もしかして、スタンダードを変えて錠や鍵、そしてドアを新しいものに付け替えさせるという陰謀だったりして…???  (誰の?????)
ま、それはともかくとして、日本の家のドア、マニュアルで鍵をかけないと、鍵はかからない。
マンションもそれは同じで、でも正面玄関にはソフィスティケイテッドな電子式の(…そして閉まるのに時間がかかって、故障し易い…)オートロックが付いてるのも、なんとなく矛盾した感じ。009.gif

スペインのように、建物がもっと密閉された構造であって初めて、正面玄関に施錠する意味が出て来る気がする。
そしてドアはメカニカル・オートロックで十分、電子式なんかでなくていい。
インターフォンで各住居から正面玄関を開けるのも、電子式じゃなくてもできるはずで、スペインのは、その古さから言って多分電気的なシステムと思いますが、主観的にはその方が電子式よりも故障に強く、仮に故障したとしても修理や取替えも安い気がする。

ま、技術的な事は専門家に考えて頂いた方がいいですが、個人的にはスペインの「オートロック」の方が、シンプルで実際的、と思うのだ。
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by peque-es | 2008-11-29 19:46 | 街、家、道…
どんぶり勘定のススメ
2008年 11月 08日
スーパーのレジで、例えば合計の下3桁が723円になったとする…
で722円なら小銭で払えるって時に、日本のレジのお姉さん(又はオバさん、最近は若いお兄ちゃんなんて事も結構ある?)たちは、なんで「じゃ、1円オマケ」と言ってくれないんだろう? と思ってしまう≪ちょっとスペイン≫です。

何故なら、財布から小銭を出しながら、え~と7百2十…あ~でも1円玉2個しかないや…って言ってると、スペインだったら先ず間違いなく、「あ、2円でいいですよ」とか、「1円貸し、ね」とか言って、それでOKになる。この場合「貸し」と言っても、後から1円持って来られる事を期待してる人は先ずいないので、「1円オマケ」と言うのと同じ事。(興味のある方は、フラッシュバック・スペインの「お店の人」に少し書いてますので、ご参照下さい。)

そういう国に長く住んでたもんで、たった1円のために、無言で1000円札がもう一枚出て来るのを待ってる日本のレジ嬢たちが、すご~く無口でブアイソに思えるのだ…041.gif

実はこれ、オツリの話として、「日本標準、世界標準」の最初のネタにしようと思ってた話。
というのも、世界中で見ると、多分スペイン式の方が多いんじゃないか?って気がするのだけれど…どうでしょう?

以前ウィーン在住の友達に聞いたところでは、オーストリアもスペインのような感じらしかったし…
但し、その話をしていた時、こっちは「日本のレジって、そういう時になんで何にも言ってくれないんだろう?」(つまり、「日本人て杓子定規過ぎない?」)と言ったのに対し、彼女は「…そういうので、1日の誤差がかなりの額になる事もあるんだってサ…」(つまり、「外国人ってなんていい加減なの?」)というニュアンスの違いがあった事に、後から気がつきましたが!008.gif

でも、スペインでは、上の「お店の人」に書いたように、逆にレジに小銭がなかった時は、「1円借り、ね」と言われてしまうので、大きい目、長い目で見たらトントンというか、お互い様というか…少なくとも、こういうシステム(?)だからって、スペインのスーパーが日本のスーパーに比べて経営不振だとか、景気が悪いっていう感じはしないし、お客の方も、それで金持ちになったとかいう話は聞かないのだ…

日本でも、昔の八百屋さんとかだったらオマケしてくれた気がするのですが…

人生も世の中も、余りに杓子定規だと息が詰まる…だけでなく、細かい事ばかり気にしてると、本当に大事な事を見逃してしまうんじゃないか? 今の日本社会は、どうも枝葉末節にこだわり過ぎて、大きなところで無駄又は損をしてるんじゃないか? っと思うのです。

例えば上のようなシチュエーションでも、1円足りなかった為にかかる時間と、オツリを払う手間、更には、いつなんどき、どんなオツリでも払えるように準備しておく手間とかを考えると、1円より多くなるとか…???
それに、「じゃ1円オマケ!」「ありがとう!」っていう会話のチャンスもなくなるし!?


前にも書いた事があるけど、電気代等光熱費の集計。日本は水以外は毎月だけれど、世界中でそういう国はどれ位あるのか? あれをスペインのように2ヶ月毎にするだけで、もしかすると今値上げしようとしてる分くらいのコストは削減できるんじゃない?と思うのだ。(少なくとも、それ位の努力をした上で値上げの話をして欲しい、のだ。)

ついでに言うとスペインでは、例えば電気でも電話でも、家を替わる時に、新契約を結ぶ代わりに前の人の契約を受け継いで名前を変えられる制度があって、その方が新規の契約よりも安くできたり、只だったりする。
で、その間の電気代とかはどうするか?っていうと、やっぱりどんぶり勘定で、例えば該当する2か月分の請求書を折半で払うとか、テキトーに取り決めるわけです。

日本人同士だと、その辺も難しそうですかね…
でも…そうやって、何の不都合もなかったよ! 
どっちが100円損したとか、500円得したとかって事よりも、高い契約をしなくて済むように話し合える相手だった事がラッキーじゃないですか?
電力会社の方でも、その方がカウンターをチェックしたりって手間が省けて、その分コストが下がるから、そういう制度があるんじゃないですかね?

あと近郊路線やバス、地下鉄などの交通費! これも前にも書いたけど(「私はスイカと暮さない」)、パリやローマやマドリッドのように、一定区間を一律料金にしてくれたら、ず~っと簡単で、発券システムや改札システム、精算システム、その他モロモロのメンテナンスやコストが削減できて、その分運賃を安くできるんじゃないですかね?

…っていうような事で、どんぶり勘定のススメ、です。045.gif

(今思い出したのですが、これは「融通利かな過ぎ?」で、「このテーマ、もちっと掘り下げたいのですが…」と書いた、その「掘り下げ」に当るかも…でも、結局そんなに掘り下げられなかったかも…009.gif

※緑字部分、修正しました。日本語にも「オマケ」って言葉があったのを思い出した…(・・ゞ
(2008年11月10日)

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by peque-es | 2008-11-08 20:16 | Japón,Japan,Nippon..
プチ・ジャズ
2008年 11月 05日
≪ちょっとスペインの音色 & petitesmusiques≫に、プチ・ジャズをアップしました。
ご試聴は上のリンクからどうぞ。001.gif

元歌をスティングが歌っているのを YouTube で見つけたので、今回はそれもリンクしてます。

あ、でもエキサイトは YouTube 貼れるようになったんだよね? やってみよ…045.gif

…という事で、オマケ↓

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by peque-es | 2008-11-05 12:37 | コーヒー・ブレーク
人口16万のマイタウン
2008年 11月 02日
最近知ったマイタウン(正確には、首都圏の或る市の、その又或る)の人口、約16万。
そんなもん、調べりゃいつでも分かるじゃん? ってなもんですが、調べてなかったの。
で最近或る所で、そういうデータを目にしたって事です。


それを見て思った事がふたつ。
そっか~、16万か~、田舎なワケだよな~…ていうのと、
これって、小学生の頃住んでた、つまり昭和の田舎の工場町(正確に言うと)の人口と同じ位じゃない? ていうの。

当時社会科で習った我が町の人口、確かこれ位だった…それとも18万? いや14万??…と記憶にちょっと誤差がありますが…(・・;)…まイメージ的には同規模という事で…

今まで道路の話などをして、スペインの方が広いとか、歩き易いとか、色々あるんだけど、まあ昭和の田舎町と同じ規模のマイタウンと、今のマドリッドを比べる事自体、そもそも無理があるワケで…
…それは前から分かってるんだけど、なんせ長年住んでたもんで、街の作りとか、機能とか、暮し易さとか、ついついいつも比較しちゃうのよね…

で今のマイタウンと比較すべきは、昭和の田舎町だった?と思って、ちょっとやってみたの…

昭和の田舎町の住宅地には、コンビニの代わりに「配給所」なんていうものが残っており、お米の他に野菜とか、そして文房具なんかも置いてあった。よろずや、って雰囲気ですね。
デパートと呼ばれるものが2つあって、ちょっとしたものはバスで買いに行った。内ひとつは一応大丸って名前で、確か2階建て。もうひとつはもう少し高い建物だったような…
2つのデパートの間はかなり離れていたような気がするけれど…子供だったからかも?
その間には商店街が並んでいた??
住宅地の近くには山や田んぼも残っていた。(これ、今のマイタウンと同じ。田んぼじゃなくて畑ですが)

未だ子供だった事もあって、生活にそんなに不便は感じなかったのですね。
親は不便だったのかな?…でも毎日の食事には、肉、魚、その他色んな食料品をリヤカーやトラックで売りに来る行商もあったし、お肉屋さんから御用聞きなんてのも来たし…ファースト・フードやコンビニ弁当はなかったけれど、少なくとも材料には困らなかったと思う。

…で遊び場所は一杯あったし、夏はバスで海水浴に行けたし、秋には学校がお休みになる位の盛大なお祭りがあったし…と考えてくると…うむ、昭和の田舎町も、やっぱり今のマイタウンより暮らし易かった気がする!?

今のマイタウン、普段の買い物には、家から一応15分以内くらいの所にスーパーや100円ショップがあるけれど、なんせ、ナンダサカコンダサカな地形なので、荷物の多い時はやはり車を出す事になる。
一番近いのは、歩いて7,8分位のコンビニとお豆腐屋さん。お豆腐屋さんのお豆腐はいいんだけど、お豆腐だけじゃおかずにならないので、スーパーに行く。するとお豆腐もスーパーで買ってしまう事になる訳で…昔はお豆腐屋さんの近くにパン屋さん、八百屋さん、酒屋さんなどもあったのが、今はぜ~んぶ閉まっちゃって、お豆腐屋さん、孤軍奮闘!

行商や御用聞きの替りに(?)、生協の宅配が来るけれど、あれって前以って会員になったりして、で前の週?に注文しなくちゃいけないのよね…

役所やショッピング・センターなどが集まる区の中心部?に行くには、電車又はバス、又は徒歩で、いずれも30分弱かかる。どういう手段で行っても同じ位の時間がかかるってところがミソなのだ!?
車で行くと多少時間が節約できるけれど、駐車場のある所にしか行けないし、その駐車場への出し入れを考えると…でもまあ5分は節約できるかも?です。

…で、ここで又何故か、マドリッドが出て来てしまうんスが…(・・ゞ

マドリッドの北部、50年前には郊外だった?って辺りにあった我が家から、旧市街、劇場、デパート、中央郵便局、友達の家、等々、必要な所に行くのに、やっぱりバスや地下鉄を使って30分…が目安だった!!!

人口400万の街でも、30分あれば大体どこにでも行ける感じがしたって事です。
しかも普段の買い物は、もっとずっと便利…

…って事はですよ…やっぱりどっかおかしくない? 日本の今のまちづくり…

答は人口密度と商住接近にある? と思うのですが、今日は時間ないので、ここまで。
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by peque-es | 2008-11-02 13:54 | 街、家、道…