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日本経済の駐車場コスト
2008年 02月 26日
スペインから帰って来た直後、日本の銀行に行くと、やたらと従業員が多い気がした。窓口やATMコーナーは余りにも無防備だし、何だかその「遅れた雰囲気」にショックを受けた。
暫くすると日本の銀行には「失われた10年」というものが存在した事が分かった。
最近では、支店の従業員の数も少し減ったような気がするし、各銀行とも合理化に色々努力している最中なんでしょうか?

でマイ・バンク、クレジット・カードの使用明細と一緒に、毎月色んな宣伝を送って来る。中に、○○保険を申し込まれた方に、障害保険を無料でプレゼント、というようなのがあり、でもよく読んでみるとその額は50万…だったか…(…ビラ捨ててしまったもんで、分からなくなった…(・・;)

ウソでしょ? スペインの銀行は、給与を自動振込みにするだけで、確か1500万円位の障害保険が付いて来たゾ、VISAのゴールド・カードも付いて来たゾ! 日本の銀行、幾らなんでもシケ過ぎてないか?と思ったのですが…

ここいらの新興住宅地では、各銀行の支店、その殆どが駐車場を持っている。マドリッドみたいに1ブロックに必ずひとつは銀行がある()ような街ならともかく、この辺じゃ徒歩15分圏内にマイ・バンクがあればいい方? そして道路には、マドリッドのような路駐スペースはないのだから、当然と言えば当然の話なのですが…

で、自前の駐車場がない駅周辺の支店などでは、別途「お客さま用」の駐車場を借りることになるのですね。
例えばオトナリの駅前にある某銀行の支店では、近くのコイン・パーキングのサービス券を出してくれる。でも駐車券のサービスって、銀行に融資の相談に来る人とか、多額の投資商品を契約する人が対象だろうと思っていたら、聞いてみると、ATMを使うだけでも貰えるんだってサ!
…でも、そこにはATMが20台くらいも並んでる自動サービス・コーナーがあるんだけれど…仮に5千円の振込みを1件するだけでも、300円の駐車券が出る?…これって割に合うんだろうか…(・・?

まあ、同系列の会社の駐車場を安く借りてる…なんて事もあるのかも知れないけれど…(・・?

でも仮に、自前の駐車場があったとしてもそれは、スペインの銀行だったら「考えなくてもいいスペース」を考慮に入れて建物を作らなくてはいけないという事であり…

「路駐が普通」のスペインの銀行には、こういうコストは要らない訳で、考えてみると日本の銀行って、スペインの銀行に比べて大きなハンディを背負ってるのかも…などと、つくづく考えたのでした。

銀行だけではない。近所のスーパー、ファミレス、コンビニ、ラーメン屋…日本の住宅地では、どんな商売をするにも「駐車場」が要る。
もしかして「路駐スペース」がないという事は、日本経済にとって、路駐スペースのある国では必要のないコストがかかっているという事にならないだろうか??

他にも、道幅の狭さ、その他インフラの問題が、余分なコストを生み出していると思う事が結構ある。例えば道路の補修、ガスや電気の工事、マンションの建設や家の建て直し、そういう事がある度に、片側一車線でかつかつ対抗してるこの辺りでは、交通整理をする係の人を雇わずには出来ない、のであります。
…で、行け行けって身振りで、「でも向こうから車来てるよ、見てないけどいいの?」というような交通整理をしてくれる「係の人」、結構居たりして…?

最近騒がれていた、道路税のナンタラカンタラというの(…すみません、不勉強で、正確な名前知りません…)、ある議員が国会での質問に持ち出した統計を見ていると、日本は諸外国に比べて「その他の道」というのが、圧倒的に多かった。これは高速道路とか、国道級とか、そういうような分け方をして、それぞれが全国で何キロメートルあるか?というような表だったんですが、その他の道って、要はこの辺の道のようなのを言うのだろうか?…(・・?
こういう道、きっと日本中あちこちにあるもんね?
道幅が狭く、歩道もないか、あっても超オソマツ、街灯は暗く、電信柱があちこちに突っ立っていて、時に意味のないガードレールなどが付いている、そんな道?
車社会にも、高齢化社会にも対応していない、日本の住宅地の道…

どういう財源を、どういう事に充てようと審議してるのか知りませんが、新しく道路を建設して「道路の長さを増やす」のではなく、「その他の道」の道幅を何とかして、歩道や街灯なども整備する事を考えている政治家はいるのだろうか? と思ったりして…emoticon-0138-thinking.gif

)注: スペインでは、税法上の優遇措置なども関係していたらしいのですが、銀行の支店の数が実に多い。最初にスペインに行った時、同居のアメリカ人女性に、「店などを壊して改築してるところがあったら、その後に出来るのは先ず、バールか銀行よ」と言われて、ふ~んと思ったものですが、その後見てると、ほんとにそうなのだ!
で、新しく開発される区域などでも、地上階の商業用スペースに先ず入るのが銀行とバール。住民が入る前に生活にとってバイタルなサービスが揃う感じで、結構いいな~、と思うんですが!?emoticon-0100-smile.gif
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by peque-es | 2008-02-26 21:09 | 街、家、道…
Pescado a la plancha (スペイン風焼き魚?)
2008年 02月 26日
a0072316_13135198.jpgこれは厳密に言うと「焼き魚」ではなく、フライパンに油を垂らして焼いた魚。スペイン語だと a la plancha (ア・ラ・ランチャ)…plancha はここでは鉄板の事なので、要は鉄板焼きですね。emoticon-0100-smile.gif

でもスペインにも「焼き魚はある。「a la parrilla」と言って、炭火焼のようなもんですが、普通の家で炭火焼は、ちょっと難しい。日本の魚焼き器のような調理用具は、スペインにはないのですね。で家庭での魚の食べ方で一般的なのは、揚げる、炒める、茹でる…(あれ? 結構あるな~…更に、boquerrones a la vinagre のように生でマリネのようにするのもあるし、それから炒めたり揚げたりした他の物と一緒に煮込むというのも…それにオーブンで焼くっていうのもあるじゃあないか…)

…挿入句が長くなって来た(・・;)ので、一挙に結論(?)に飛ぶ事にする。

事ほど左様に、色々ある魚の食べ方、それはつまり、スペインが日本と同じく、「魚介類を沢山食べる国」だからですね。ところがさ、魚の国日本でスペイン風の焼き魚を食べようと思ったら、それが以外に難しいのよ…というお話。

それは何故か?
築地の魚市場にでも行けば別かもしれないけれど、近所のスーパーのオサカナたち、ちっちゃい切り身やお刺身、或いはお刺身用のサクになってるのが圧倒的に多く、それでは、スペインのあのど~んと言う焼き魚の醍醐味を味わえないのである…emoticon-0101-sadsmile.gif

スペインの焼き魚は、お皿に乗るサイズの魚なら一匹丸ごと(…と言っても、オカシラ付きではない)か、大きな魚の場合は切り身ですが、その切り身が日本のに比べると、かなり大きい!のであります。

で例えば、カツオの胴体丸ごと、厚み2,3cm位の輪切りにしたのを、じゅ~じゅ~言わせて焼いて、それを切り分けて食べる…という雰囲気は、日本の懐石用(?)の切り身では出せないのでありますね…下線部の食べ方は、あるスペイン女性に教わったものですが、ニンニクを楔形に切ってカツオの身のあちこちに差し込んで、あとは塩と油、時間をかけて焼くだけ。こうするとニンニクが焦げないのである。
でも日本の小さな切り身じゃ、ニンニクの楔を打ち込む余地がないのだ…emoticon-0125-mmm.gif

a0072316_2320304.jpg中で比較的大きい切り身を見かけるのが、このカジキ! でもこの時は、この切り身を見つけて、スカサズ買って来たのはいいけれど、パセリがなかった…これはニンニクとパセリで風味をつける事が多い。スペインでもこのカジキ(emperador と言う事が多いが、emperador と言って別の魚が出て来るところもあり、でもそれはもう少し白くて、別のところでは pez espada という名前で出て来る魚だったりする事もあり…まあ、日本でも同じ魚を時期によって別の名前で呼んだり、地方によって名前が違ったりする事はありますが…)

又しても挿入句が長くなりましたが、要はこの魚、スペインでも、安い定食屋などでは、結構薄い(でも面積は広い)切り身で出て来たりする。…ので、まあまあ感じ出てるんですが…

a0072316_13264599.jpgやっぱりパセリがあった方が感じ出るかも…と思って最近やり直したのが、こちら→

肝心のパセリがなんんとなく固まっておりますが、これはパセリの調達と、比較的大きいカジキの切り身の調達に2週間以上の時間差があったからで…(・・;)

或る日、おぉっ、生きのいいパセリが出てる、とりあえず買っとこ…と思い、
一度には使い切れない量だったので、萎れる前に洗って、刻んでから冷凍しとこうと思い、
日々他の食材を出す時に、冷蔵庫を開けるとパセリが見える。で「そうだ、これを刻んで冷凍しておかねば」と思うのに、閉めると忘れてしまい…(・・;)
そうする内に1日、2日と過ぎて行き…(・・;)(・・;)
うむ、これはもう冷凍室に入れないと、折角のパセリがムダになる、この際このまま入れてしまおう…と袋ごと冷凍庫に入れていたのを…

或る日、このカジキの切り身、結構良いかも…それにお買い得?…と思い、
でもその日は別のオカズにしたのでとりあえず冷凍しておき…
その2,3日後に、今日のオカズはカジキに決定!っと思い…

…カジキの切り身を焼き始めてから思い出したのよね…(・・;)(・・;)(・・;)

そうだ! 冷凍パセリがあったじゃないか! 乾燥パセリじゃなくてアレを使おう!
と思いついて、パリパリに凍ったパセリの枝をもいで、洗ってなかったので簡単に振り洗いして、それをみじん切りにして、取り急ぎ振りかけたら…こ~なったである。emoticon-0107-sweating.gif

尚この切り身は120gほどありましたが、、面積(?)は小さめで、お皿に乗っけると、こんな感じ…a0072316_1342206.jpg
…量は同じ位かも知れないけれど、やっぱり上の、面積の大きい方がスペインっぽく見える…

で話が後先になりましたが、今まで色々やった中で、一番「ど~ん」という感じを出せたのが、最初に載っけた写真だったのだ。
…が実はこれは……赤魚の干物だったのである。emoticon-0140-rofl.gif

一般にスペインの魚は、日本で売ってるものより魚臭くない。これは何故なのか?といつも思ってるんですが、新鮮なまま干された(?)干物を使ってみるのも一手かも?と思って、生干し(?)っぽい赤魚の開きを見つけて、試してみたのだった。
赤魚の干物(…ニンニクが少々焦げておりますが、そしてパセリは乾燥ですが…)、アッサリしていて肉厚で、身も締まっていて(…干物だからね!emoticon-0136-giggle.gif)中々感じが出ておりました。emoticon-0100-smile.gif 
でもこれってシーズンが限られてるようで…日本でスペイン風焼き魚を食べるのは、食材ゲットのタイミングが色々と難しい…のだった。

ちなみに、日本では非常に普及してる「干物」という食べ方、スペインでは一般的ではない。でも、ある日本人に聞いたところによると、海辺の町で、朝市のようなところで魚を売ってた漁師のオカミサン(?)、売れ残った魚をその場で処理して、半干しにして持って帰ったそうな。
昔からの保存の知恵なのでしょう。
最初に書いた炭火焼、そして鉄板焼きなども、海辺の観光地などに行くと、結構安くて、色んなオサカナがた~っぷり食べられるお店があったりします。そういう所に行く機会があったら、是非お試しあれ。目印は現地の人、つまりスペイン人がいっぱい入ってる店!emoticon-0105-wink.gif

ところで日本のオサカナ屋さん、どうして「解凍」して売るんスかね?
スペインでは冷凍パックになった魚介類を、ごく普通に売っていて、結構便利です。
メルルーサの切り身の冷凍パックとか、フライ用に衣を付けた状態で冷凍されてるのもある。
でも日本では、圧倒的に解凍してから売ってるのが多いみたい…
 
一度解凍したものを又冷凍すると、品質が落ちるそうで、毎日買い物に行く訳ではないので、冷凍できない食材、つまり「解凍」の表示のあるものは買わないようにしてるんですが…
それに解凍の切り身って、身が柔らか過ぎたりして、どうもおいしくなかったりするのである…
日本人、その日食べるものを毎日買い物に行くって人が殆どなのだろうか…?
折角新鮮なまま(多分!?)冷凍されてるものを、解凍せずに売る方法を考えてくれっと思う人、他に居ない?…(・・?
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by peque-es | 2008-02-26 21:08 | スペインふう家庭料理
スペインの水道屋(フォンタネーロ)さん
2008年 02月 03日
温水暖房の記事とコメントから思い出した事が幾つかあるので、今回はその「続き1」という事で(…つまり「続き2」もあると、暗に示唆している?)…先ずは「壁の中の配管」という話から思い出した、スペインの配管業者-フォンタネーロ(fontanero)と言います-のお話。日本の水道屋さんと重なるところが多い職業だと思うので、以下水道屋さんと言う。

f0073246_17483725.jpg先ず、温水による集中暖房が、何故日本では普及しないのか? その理由のひとつは、壁の構造にあるんじゃないか? という事を書きましたが、じゃスペインの壁って、どういう構造? と思った方…  こんなです…→

これは内壁。これを更に石膏で固めて、その上に塗料を塗って仕上げる訳ですが、このレンガは「レンガ造りの家」でも書いたように、日本で良く見かけるレンガ・タイル(?)のようなものとは全然違い、多分低温度の素焼き。外壁用のレンガとも違っていて…もっと簡素で低価格?…そういえば以前、近所の百円ショップのガーデニング用品のところで、似たようなのを見かけたっけ…(・・?
ちなみに外壁に使われるのは、例えばこういうの。a0072316_13275626.jpg
この外壁レンガは多分、内壁用のものより固く焼き上げられていて、値段も大分違うんでは? と思う。日本で今、「輸入レンガの家」などと言って(?)売られているのに近い質感??
ひと口にレンガと言っても、色々あるのです。

で話は戻って、上のような壁に水道や給湯、更には温水暖房の配管が通ってる訳ですが…
つまり、こういう風にレンガを積み上げた内壁の上に配管して、一緒に(?)石膏で固めちゃってる? そして更に上から塗料(漆喰系が多い)やタイル(台所や浴室)、壁紙などで表面を仕上げる訳ですね。

スペインで最初に住んだ家(…という事は、1980年頃の話…)では、アメリカ人留学生の女性(当時30代半ばだったか…ふと考えてみると、名前忘れてしまってるゾ…(・・;)…以下米女と略す事にする…)が家主と契約を交わして、それを他の2人(内1人=me)とシェアしていた。この米女、いつもスペインとアメリカを比較し、何でも自分のやり方がいいと思ってるところがあって、フラット・メイトとしては今イチ。ま、こっちも初めて親元を離れ、又初めての外国暮らしで、色々未熟でトンチンカンなところもあったと思いますが…それやこれやで、その家には3ヶ月位しか住まなかった。その短い期間の或る日、米女が「浴室と廊下の間の壁に湿気のしみみたいなのが出てる。心配だ…」と言い出した。

当時はスペインの家どころか、日本の家の作りについてもノー・アイデア。言ってみればそんな事、それまでの人生で気にした事もなかった訳で…でも「へ~そ~」位は言ったかと思う…(・・?

米女が言うには、「何か配管のトラブルじゃないだろうか…もしそうだったら、誰に修理を頼んだらいいのか…スペインの水道屋なんて全然当てにならないし…どうしたらいいんだろう…」

こっちは配管がそんな所を通っている事さえ知らなかった。日本の家だって、何か問題があった時には親が処理してた訳で、そんな私に相談されてもね~…(・・ゞ

で数日後、彼女、遂に決心したらしく、管理人の紹介だという水道屋がやって来たのですが…

浴室と廊下の間の壁の、しみが日に日に大きくなっていたあたりを廊下側から壊して行くと、問題の配管が出て来て、最後はそれに穴が開いていた部分に行き当たった。

でもそれって、どういう事かと言うとですね。今までは壁のレンガや石膏にジワジワと染み出していた水が、廊下に向けて、細いながらも勢いよく噴出す事にっ!(@@;)

大急ぎで元栓を閉めて戻って来た水道屋のアンちゃん、そこで「今日の仕事はもう終り。後は明日…」って…まあ夕方だったし、修理に必要な材料とか揃えなきゃいけないので出直し…って事も、考えられなくはないけれど、それならそれで、そんな中途半端な時間に始めなきゃいいじゃない?

でそれはどういう事かと言うとですね、その部分に通じる水道の元栓を閉めたままにして置かなくてはいけないという事で…

「えぇっ? それじゃ今晩はシャワー使えないの?」と聞いた私にアンちゃん、「栓を開ければ廊下でシャワーが浴びれるぜ」…っとか、不敵な(?)冗談を言ったのだった…emoticon-0140-rofl.gif

米女曰く、「仕事を途中で放り出して帰るなんて、こんな事、スペインじゃなきゃ起こらない。誰に頼んだらいいか分からないから、管理人に相談したんだけど、あれは水道屋が管理人にコミッションか何かやって、仕事を回させてるに違いない。ほんとにタチの悪い管理人なんだから…」って…知ってて相談するあなたも悪いでしょうが…とは言うものの、外国で何かあると、どこのどの業者に頼んだらいいか分からないってのはありますね。…自分の国でもよく分からんか…!?

米女は管理人と水道屋の悪口を散々言い、未熟な日本人のフラット・メイトは、「もう少しあのまま様子を見てても良かったんじゃなかろうか? そうすれば今晩はシャワー使えたのに…」などと呑気な事を、内心思っっていたかも…です…(・・ゞ

でもその水道屋さん、翌日(?)戻って来て、一応直してくれました。米女、今度は「この修理代、大家に請求しなきゃいけないけど、きっとナンタラカンタラ言って払おうとしないのよね、全くウンザリするわ、この国…」と言っておりましたが。

その後、自分でも水道屋と付き合わなきゃいけない場面や、大家と交渉しなくてはいけない場面に何度か行き当たったが、まあ水道屋(或いはその他の業者、職人)、そして管理人や大家も、ピンからキリまで色々あります。日本と違って不動産屋が中に入らない、つまり直接交渉が多い分、それに慣れてない日本人にとっては厄介で、そしてうまく行かない事もあるけれど、結論としては「郷に入れば郷に従え」、その国に住むからには、その国の一般的なやり方をマスターするっきゃないのです。

話が逸れてしまいましたが、要はこういうシステムなら、多分かなり自在に配管を通す事ができ、しかもトラブルがあった時には、壁の一部を壊して修理し、その上から又石膏を塗って壁を作る。そして時期を見て、壁全体を塗り直せばいい、のです。
上の写真の壁は薄っぺらい内壁ですが、外壁部分や戸境などでは、多分その外壁の内側に内壁があったり、内壁レンガが二重になっているかも…でもし、そういうところを温水暖房の配管が通っているのだとしたら、断熱効果も暖房効率も高まる気がしません? それに、これは一度センモンカの方に聞いてみたいのですが、レンガや石膏って、木やコンクリよりも熱伝導率というのが低い、つまり断熱効果が高い気がしてるのですが、どうでせう?

ちなみに下の写真は、配管ではないですが、天井に新しく照明器具を付ける為に電気の配線工事をして貰った時の、その跡。a0072316_11551262.jpg電気屋さんと albañil (アと呼ばれる職人さん-辞書などには「左官屋」と出てますが、日本の左官屋さんとはかなり違う部分もある気がするので、以下スペイン語のまま)がやって来て、先ず電気屋さん(electricista-これは日本とほぼ同じ?)が、部屋の隅等にある配線ポイント(caja de electricidad)や、他のコンセント、照明器具などの位置から、部屋の配線ルートを想像し、新しく工事したい場所に向けて、どこからどのように配線するかを考える。そして albañil のオッちゃんに、壁のどことどこを壊せと指示する。壊した穴から穴へ配線をめぐらして、照明を取り付け終わったら又 albañil のオッちゃんの出番で、壊した所を石膏で埋めて均す…というような手順。
壁の部分は多分レンガと石膏が主体で、色んな隙間があるらしく(?)、ところどころ穴を開けただけで電線を通せたのですが、天井の部分はさすがに、セメントでガッチリ固められていて、壁から灯具のあるところまで、その上塗りの石膏を、配線に沿ってずっと壊した跡が見えますか? あの中に、配線パイプ(?)を埋めたのです。

上の水道屋さん、そういう albañil の仕事もやってくれた訳で、今から考えると、そう悪い人でもなかった?? …とも思うのだけど…(・・??? 

日本より古い家が多いという事は、当然水漏れその他の事故も多い訳で、考えてみると、20年以上に渡るスペイン滞在中に住んだ、そのどの家でも、必ず一度は水難に遭遇している?
中でも最大の水難事故については、≪フラッシュバック・スペイン≫の「7.終の棲家?」のこの辺に出て来ますので、興味のある方はどうぞ。

という訳で、スペインに一定期間住もうと思ったら、fontanero という単語は必須です。emoticon-0100-smile.gif
2,3日家を留守にする時は必ず水の元栓を閉めて行くという人もいた。
未熟だった日本人も、数年後には、新しい家に引っ越したら水の元栓の位置を確認するようになった。イザって時にすぐ閉められるようにね…emoticon-0140-rofl.gif
家(フラット)全体に水(&お湯)を配給している元栓の他に、普通は浴室などに、その部分だけの元栓がある。

で今の日本のマンションに来た時にも、クセで(?)確認しようとしたのですが…
…洗面所の下にはそれと思しきものがあるけれど、台所の流しの下には見つからへん…
…トイレの水もお風呂の水も、そして洗濯機の水も、一体どっから来てるんだか…
…日本の家の配管って、ど~なってるの???

日本より古い建物や家の多いヨーロッパ、
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by peque-es | 2008-02-03 18:27 | スペイン:人、物、言葉…