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プチ・フィナーレ
2007年 03月 28日
昨年の9月より、音楽の色んな試行錯誤をアップロードして来たもうひとつのブログ、≪ちょっとスペインの音色 & petitesmusiques≫を、この3月で一旦終了する事にしました。

半年余りの間、色んな意味で勉強をさせて頂きました。セルフ・サービスの演奏に、ハンドメイドな録音でしたが、今まで音楽を聴いて下さった方たち、本当にありがとうございました。

つきましては、「プチ・フィナーレ」という事で、メドレー(!)、作ってみました。よかったら試聴して下さい。

チョコッとサワリだけのも含めて、全6曲!
先ず選曲でつっかえ、その繋ぎでつっかえ…できるだけ≪ちょっとスペインの音色 & petitesmusiques≫らしい、そして「フィナーレ」っぽい(?)曲をとトッカエヒッカエしながら1週間くらい…何とかそれがまとまったところで、録音で又つっかえ…ちょっとチカレた。今までで一番長い曲の、更に2倍くらいの長さになり、それを通しで弾こうとすると…トチる可能性は曲の長さに比例する訳でして…

何回弾いてもどこかでトチり、果たして録音できるのだろうか?と思いましたが、何とか最後まで行きました。リズムやタッチ、その他不満は数多く残ってますが…

まあでも、折角全30曲位の楽曲をアップロードした事だし、ブログ自体はこのまま残そうかと思ってます。
この≪別荘≫も、今まで通りマイペースで続けますので、よろしく。
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by peque-es | 2007-03-28 00:35 | 土曜年
「和洋折衷」の落とし罠
2007年 03月 16日
≪地中海と砂漠のあいだ≫、エルサレムにお住まいのちからくさんが「カルチャー・ギャップ」という記事を書かれた時、偶然書きかけていた記事なのですが、その後風邪でダウンしたもので…遅ればせながら敗者復活戦!? らくさんの言わんとした事とは、もしかするとずれているかもしれませんが…

風邪が爆発する前のかったるい週、ダラダラと朝のテレビを見ていたら、和服の着こなしとか、着物を着た時の立ち居振る舞いなんていう話をしていたのだけど…

ひとことで言うと、着物を着て何かをしようとしたら、こうした方が理にかなっているという事を、いかに自然にやるか…みたいな感じ。何々流などという大袈裟なのではなくて、ごく常識的な「お作法」。

例えば、着物を着て座るには、着物の前を少し持ち上げるようにしてから座ると、座った時に膝で引っ張られても余裕があるので楽です…フム、ナルホド…というような感じのお話でした。

だけど、そのごく当たり前みたいな事が、普段の生活ではもう経験できなくなってるんですね、今の日本…

…で思ったのですが、日本人には日本人のお辞儀の仕方とか、人との接し方とか、ご飯の食べ方とか、それなりの作法があって、それは本来、古臭くてシチメンドクサイだけの決まり事じゃなくて、和風建築の家で着物を着て生活する上では、それぞれ、かなり理にかなった所作だったのじゃないだろうか?

ところが生活が洋風化して、着物を着たり、正座したりする機会が少なくなったら、それと密接に繋がっていた日本風の作法が、一見意味がなくなってしまったというか…意味が見えにくくなってしまった?

で、そういうシチメンドクサイ決まり事については、伝えられなくなってしまった?
勿論家庭によって違うでしょうが、少なくともうちでは余り教えられなかったし、テレビに出て来た「生徒」さんたちも、「初めて聞く」…みたいな感じだった。

でも一方、洋風の生活って言っても、その本質的なことを伝えられるほどの知識、日本人には未だないよね?
洋服だって高々この100年位の歴史しかない訳で、一方では世界のブランド品があふれていても、平均的には服装のTPOとかマナーとか、或いは色合わせとか、欧米人のように自然には身についていないと思う。
で家や食事となったら更に中途半端に洋風化していて、でも決して本当の洋式ではないのが大半なので、その為の作法なんて…ないも同然?

…という事は…今の日本のマナーって何なんだ?

フレンチなんて行ってテーブル・マナーを気にするの、苦手だっていう人、結構いるんじゃないですか? 和食の方が気楽でいいやって…

でもフレンチだって、そんなに堅苦しくない「庶民のマナー」がある筈。
そして和食だって、本当は色んな決まりごとがあった筈。

「カルチャー・ギャップ」へのコメントでも書きましたが、「和洋折衷」で日本と外国のいいところを取るっていうの、一見合理的に聞こえて、実は大きな落とし穴があると思う。
それぞれの本質的なところ、いいところを取り入れるのではなく、取り入れ易いところだけを取り入れて自分の都合のいいように解釈してしまう…

…そして取り入れにくいところは、とりあえずうっちゃっておく…つまり勉強しない…

でも、どんなシステムでも、その長所を本当に生かすには、全体を学ばなくてはいけないと思う。(「いいところ」だけではなくて、「悪いところ」も!)
で、最近の日本って、日本の古い価値感が崩れてしまって、欧米のシステムのいいところ? つまり「一部だけ」を取り入れて、結局何がなんだか分からないようなものになってしまってる事も多い気がするのです。

例えばバブル崩壊以来、日本の企業では、従来の年功序列や終身雇用なとどいうシステムに替わって、欧米式の能力主義や評価制度が取り入れられて来た?
でも能力主義というのは、能力のない人を切るだけじゃなくて、能力のある人を抜擢する仕組みがあって初めて機能するし、折角の成果主義も「成果をきちんと評価できる」人がいないと結果が出ない…のです。(「成果主義の壁」

つまり、カルチャー・ギャップって、実は日本と外国のカルチャー・ギャップではなくて、何らかのカルチャー(システム)がある社会と、それが確立されていない社会のギャップなのではないのか? とか、

外国のカルチャーについて知らなくても、日本のカルチャーについて知っていれば、外国人との付き合いって、それなりにできるのではないだろうか? とか、

欧米のマナーを知らなくても、日本のマナーを知っていれば、どこに居てもそれなりの立ち居振る舞いが、自然に出てくるのではないだろうか?

…というような事です。

例のイジメの問題も、最近のテレビの特集番組などを見ると、大人の社会、そして社会全体で同じ賞罰の仕組みが確立していない事が、子供の世界に反映してるのではないかと思われたり…

今の日本の社会、純和風のマナーやシステムは失われ、かといって洋風のマナーやシステムが定着しているわけでもない。何か非常に曖昧なものに律されていて、しかもそれから外れると非常に生きにくいような、変な方向に進んでない?

そして、もしかしたらそれが、「和洋折衷」を選んだ現代日本の進んで来た道なのかも…と、ちょっと悲観的になったり…するのです。何だかうまくまとまりませんが…
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by peque-es | 2007-03-16 23:04 | Japón,Japan,Nippon..
風邪薬と処方箋
2007年 03月 14日
今回の風邪、ちょっとキツかった。まあその前ず~っとグズついてたのを瀬戸際で踏ん張ってたのが踏ん張りきれなくなったというか…或いはここ数年のストレスが遂に爆発してしまったというか…?

で、30代の頃から風邪は薬で治さない(…あれ? ちょっと違う?…)「風邪は薬を飲まずに治す」…主義だったのに、早々に宗旨替えしてしまいました。

だって最初の晩、鼻がつまって余り眠れなかったのですよ。薬を飲まなくても、風邪は休めば治る。ひと眠りする度に少しづつ良くなると思うのに、眠れなかったらどうなるの?
で風邪薬には眠り薬が入ってると思うので、飲んだ方が楽なのではないかと…暫く迷っていたのだけど、もうひと晩苦しむ自信がない。近くに住む妹にSOS発信。妹が薬と一緒に晩ご飯も持って来てくれたので、その晩ご飯を食べて、そして風邪薬を飲んで、じっと耐える。

そういえば、スペインで最後に熱の出る風邪をひいた時、歳をとったら(薬を飲まない)この治し方はキツイかも…と思った事を思い出した。

そもそも風邪薬を飲まなくなったのは、風邪のウィルスに特効薬はない、風邪薬は「風邪の症状をやわらげるだけ」と聞いてから。

で風邪の症状というのは、体がウィルスと闘ってるために起るものなんでしょ?
…という事は、症状をやわらげると、闘う力を削いでしまったり…しない?

気のせいかも知れないけれど、薬を飲まないでいると、風邪の症状がどんどん進む感じがする。
鼻・喉・熱というような風邪の各プロセスに、普通たとえば1日くらいづつかかるとすると、薬を飲まないでいると、半日単位くらいでどんどん進行する…感じがする。
で一旦ひいてしまった風邪は、そのプロセスを逐次辿って終らないと、治らない…ような気がするので、薬を飲んで症状を和らげてしまうと、楽にはなるのだけど、治るのが遅くなる…なんて事はないでしょか?

真偽はともかくとして、風邪のウィルスに特効薬はないと聞いた、30歳の頃からこっち、風邪をひいたら薬よりも先ず休む、あったかくして、あったかい物を食べて、そしてあとは風邪の諸症状にじっと耐える、という原始的な方法で治して来たのだった。
(ま、今回爆発してしまったのは、最初の段階でうまく休めなかったということもありますね…)

原始的と言えばもうひとつ: 熱を計らない
だって、熱のある時って、大体自分で分かるもんね?
スペインに行って最初の数年は体温計持ってなかった。
それにひとりで寝てる時に熱を計って、え~っ? こんなに熱がある! などと思ったら、めげるじゃないですか?
だから大体快方に向かって来た頃合をみて、おもむろに熱を計って、えっ? 未だ8度もあるの?…という事は…8度5分位まで行っちゃったのかなあ、道理で苦しかった…と後から思った方がいいような気がして???

ま屁理屈ですが、明らかに熱があると分かる時に、更に挫けるようなことはしないというか…そういう習慣がついてしまったのです。

でも今回は薬を飲んだのに、夜中に熱がどんどん上がって行く気がするではないですか?
…風邪のウィルスって熱に弱いのよね? 
…だから体は熱を出してウィルスと闘うのよね? 
…かなり闘ってる気がするんだけど…!?

…スペイン時代の後半は、一応デジタル体温計を持ってたんだけれど…あの体温計は…どうしたんだろう?
引越しの時に捨てちゃった…なんて事があるだろうか? とにかくスペインから帰って来て以来、見た覚えがないもんね…

今までに聞いた話によると、人間39度を超すと意識が朦朧として来るらしい。
そう考えると結構意識がはっきりしてるような気がするので、やっぱり8度5分ぐらいだろうか?
でももっと上がったら救急車とか呼んだ方がいい?
それともタクシー呼んで、自分で救急病院に行く??
でもいずれにしても、もっと熱が上がった時には自分でそういう判断ができなくなってるかも??

スペインではこういう時、友達に電話した。
「あのね、いまカクカクシカジカで熱があるの。明日になったら下がると思うけど、そしたら又電話するからね。でもし電話しなかったら、そっちからかけてみてね。でもし、その電話に出なかったら、飛んで来てね…」
幸い彼女が飛んで来なくてはいけないような事態には一度もなりませんでしたが…彼女は留学時代のフラット・メイトで、その後もお互いの家の鍵を預け合っていた。

でも、救急車を呼ぶにしてもタクシーを呼ぶにしても、その為の用意をしなきゃいけない訳で、熱のある身には億劫。私が子供の頃には、総合病院のお医者さんでも往診してくれた記憶があるのだけど、最近は「往診」なんて、とんと聞かなくなったし…

…などなど考えておりましたが、コマギレながらも少し眠り、目が覚める度にウィルスとの戦いが進行していて、その内なんとか峠を越したような?…で、朝には少し気分も良くなって、朝ごはんを食べて一段落。

ところがお昼になって、必死で作った親子どんぶりを食べようとしたら、半分も食べられない。
これは私としてはかなり異常な事態。なので、もうひと晩苦しい思いをする前に、決心して医者に行く事にした。なんとか自分で車を運転して行けそうな位になったし。

でお医者さんの受付で、「風邪ですか?」「はい」「熱は?」「…え~と、体温計が見つからなくって(←言い訳…)計れなかったんですが、昨夜は8度以上出たかと…」「じゃこれで計って下さい」…と体温計を渡されて、計ってみたら…38.5度!! え~っ! じゃ昨夜は一体何度まで行ったのよ?

インフルエンザの恐れありと思われたらしく、隔離待合室というところに通されて…ほんの数分でしたが、生まれて初めて隔離された!

で結局インフルエンザではなかったようなのだけど…
先生「…インフルエンザの検査します?」
私「その可能性があるんなら、して頂きたいと思いますが…」
先生「微妙なとこなんですよねえ…割りに元気そうだしねえ…まあインフルエンザだった場合はタミフルを飲むと早く治るんだけど、でもタミフルも最近色々あるしねえ…」
私「ええ、付いててくれる人がいないから、ちょっと心配ですねえ…」
先生「…ま、タミフル飲まないんなら、インフルエンザのテストしても意味がないし…」
私「?」(…なるほど…)
先生「抗生物質出しますから、これは治っても3日間、飲みきって下さい。それから解熱剤、抗生物質で熱が下がれば、これは飲まなくてもいいですから。あと胃の薬と…鼻や喉はどうですか? とにかく帰ったらすぐに、ひと通り飲んで下さい…でそのまま治ったら、もう来なくていいですからね…」(…なんかスペインのお医者さんみたい…)

…という事で、4種類の薬を出して貰って終わり。会計までの数分、又隔離待合室に入れられましたが…

でもそっからが又苦しいのよ。医院から歩いて1分くらいの薬局に処方箋持って行ったら、待ってる人は2人だけで、これなら早く済みそうと思ったのに、30分近くも待たされた。

こっちは38度5分なんだぞ、早くしてくれい…とじりじりしながら待って、やっと出て来た薬の説明が又長い! 「…それからこれは症状が良くなっても止めないで下さい…」(…あのね、 飲み方は先生がちゃんと教えてくれてるんだから、早く頂戴よ、薬!)

やっと終って家に帰り、解熱剤以外の薬を飲む。抗生物質で熱が下がったら解熱剤は飲まなくてもいいって言われたからね。
で1時間ほどして熱を計ってみる。(体内体温計に少なくとも5分くらいの誤差がある事が分かったので、薬局で待たされてる間にデジタル体温計を買ったのでした。金2850円也!)
…38度9分だって! これは薬屋で待たされたせいだっ!
で解熱剤も飲んで、暫くしたら熱が下がったせいか、かなり楽になって来て、晩ご飯も何とか作って食べられましたデス。

翌々日、大分楽になった体で処方箋を眺めていたら、ふつふつと湧いて来た疑問が…
…分かったよ! なんであんなに待たされたのか…あの時は熱で、そこまで気が回らなかったけれど。
a0072316_1915435.jpgこれがその薬局の処方箋。
ほらね、すっごく丁寧でしょ?
薬ひとつひとつの写真まで付いてる。

でおまけに、ひとつひとつ別の袋に入ってるのよん。
でそのそれぞれに、患者の名前、薬の飲み方、注意事項などなど印刷した紙が貼ってあるのよね。貼った紙の下には、そういう事を記入する欄がちゃんとあるのに!

…なんちゅうムダや!

こういう立派な処方箋と、各薬袋に貼っつける紙を印刷するために、何分かかってパソコンにインプットしてんねん?

お医者さんが出してくれた処方箋、そのままくれれば、それでいいのに、何でワザワザ作り直すねん?

おまけに、処方箋と薬の袋に書いてある、一般的な薬の飲み方を、口でもう一度説明したりとか…
先生は食事と関係なくすぐ飲みなさいって言ってるのに、お食事はすみましたか?なんて聞いいてくれたりとか…
…余計なんだってば…

どうも日本人、色々馬鹿丁寧過ぎる。

写真入りの処方箋といい、薬の飲み方や注意事項のレピートといい…サービスのつもりかもしれないけど、38度5分で薬を待ってる身になって考えたら、それがちっともサービスになってないという事くらい、想像つきそうなもんじゃないですか?

こういう処方箋のアプリケーション・ソフトを開発して、「お客さまに親切なサービス」として、薬屋に売りつけているだろうコンピューター会社、とか、想像しちゃったもんね…023.gif

薬を出さないお医者さん、そして処方箋で薬を売ってくれる薬局というのが、日本でも増えてきた。ジェネリック医薬品などというのも出て来たし…

でも処方箋なしのドラッグストアなどを足しても、人口密度当たりの薬屋の数って、スペインの方が断然多い気がする。

ちなみにスペインじゃ全て処方箋システム。うちの近所には数軒の薬屋さんがあって、一番近いのは住んでる家と同じ建物内にあった。
薬屋さん同志の回り持ちで、夜間や休日も、地区に1軒は必ず店を開けている。
お医者さんというのは何故か一般に悪筆という事になってるのだけど、薬屋さんというのはその悪筆を読むのが実にうまい。どんなに読めない処方箋を持って行ってもたちどころに読んで、薬を見つけて来る。

余談ながら「処方箋」と料理の「レシピ」は、スペイン語だと同じ言葉で、RECETA (レタ)と言います。

そういえば、会社の同僚がいつも言ってたっけ…「風邪は行きに3日、帰りに3日(tres días de ida, tres días de vuelta)」…つまり往復6日(…は我慢しないと、治らない…)
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by peque-es | 2007-03-14 11:46 | その他、色々、なんとなく…
あえなくダウン…
2007年 03月 08日
コメントへのお返事が暫く遅れておりましたが、実は久しぶりに、かなり本格的な「熱の出る風邪」で、あえなくダウンしておりました。

ほぼ平熱に戻りましたが、ぐるじかった。その内「プチ闘病記」(?)など書いてみようかと思いますが、今日はとりあえず、≪ちょっとスペインの音色 & petitesmusiques≫の方に、ダウンする前に録音してあった「プチ・ジャズ 8」というのを、やっとアップしました。試聴して下さる方はこちらから。

皆さまのところへも、もう少ししたら又お邪魔しますので、ヨロシク~。
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by peque-es | 2007-03-08 00:21 | その他、色々、なんとなく…