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ゴミ行政…
2006年 12月 27日
…という検索キーワードで、このブログに辿りついた人がいるではないですかっ!
…という事に数日前気がついたので、今回の旅行で撮って来たとっておきの写真: 「スペインはマドリッドのゴミ・トラック」を載っける事にしました。連続写真でどうぞ…a0072316_18235697.jpg

実はホームページの≪フラッシュバック・スペイン≫では、丸々1章かけて「スペインのゴミ」について書いてしまったくらい、ゴミについては思いいれというか、エピソードが一杯あるのだ。特にマドリッドのゴミ・トラックについては、その優れた特徴を力説しているのですが、これが言葉で説明するのってチョー難しい。
そもそもスペインに居た期間の大半はデジタル・カメラなど存在してなかった訳だし…
ブログなんてものもなかった訳だし…
それにまあ普通、「ゴミ・トラック」を写真に撮ろうとは思いませんね(笑)

おまけにこのゴミ・トラック、上記「ゴミの章」でも最初に書いたように、夜中に回って来る…
夜中にゴミ・トラックを追いかけて、フラッシュたいて写真撮ったりしたら、これはかなりアブナイ人?
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ところが今回、マドリッドの北西部に住む友達の家に滞在したら、この辺では午前中にトラックが回って来るじゃあないですか!
しかも、久しぶりに青空の広がったある日、家を出ようとした丁度その時に、正にそのゴミ・トラックが家のすぐ側に停まっていて、説明するのがあんなに難しかった作業の真っ最中! コンテナもまだ幾つか残ってるみたいだし、急いでカメラを取り出せば間に合う…
でもゴミ・トラックの写真をいきなり撮ったりしたら、胡散臭いよね…
「えと、写真撮ってもいいでしょか?」「写真? オレタチの?」
「…というか、トラックの…」「なんの為にッ?」(2人組の作業員の内、年長者の方の顔つきと声から察するに、やっぱりちょっと胡散臭いと思われたような…)
「いや、だってこれ、とっても興味深いの。こういうシステム、日本にないから…」
ここで、それまで黙っていた若い方の男が「じゃあ日本はどうやってるんだ?」と聞いてくる。

a0072316_18243617.jpg「男達がゴミ袋を手でトラックに放り込んでくんだけど…」
「あぁ! 3年前のここみたいだな…」
「まさか! 私は3年前までここに住んでたけど、その前からあったよ、このシステム…」

3年くらい前というのは、多分この左側の黄色いコンテナ。プラスチック容器などの資源ゴミを、同じトラックで回収できるようにした事じゃないの? それなら帰国する前の1年位の事だったから、大体話が合う。ホームページを読むのが億劫な方たち(つまり大半?)のために簡単に説明すると、キャスター付きのゴミ・コンテナをゴミ・トラックの後にセットすると、それがリフトで持ち上がって、程よい高さのところでひっくり返されて、中のゴミ袋がトラックに収まるという装置が、トラックの後に付いてるのです。だからコンテナは全て規格品。
日本の、少なくともここら当たりのゴミ・トラックより、ず~っと進んでいて、作業員の数も少ないし、ゴミ袋が直に道路に置かれているよりずっと景色がいいし、そしてカラスに散らかされる心配もしなくていい。

いきなり写真を撮りたいと言われてちょっとコワイ顔になってた年長者の方も、話してる内に
「日本の役所に写真持ってって見せるんかい? え?」と機嫌が良くなって来た。
「…そうそう、でも日本の道、狭いからね~、このトラック使えないかも…」
すると又若い方が「ああ、でも狭い道用の小さいトラックもあるぜ」だって!
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でもねえ、日本じゃ、狭い道用のトラックでもダメかも…だって、こういうシステムが機能するためには、トラックの通れる道幅だけじゃなくて、回収時間に合わせてコンテナを出しておいても、車や通行人の妨げにならないようなスペースが必要なのだ。

例えばカートンを含む古紙類や、ガラスのビンなどを回収するためのこういうデポジット(↑)を道におけるようなスペースも、日本の大半の街にはないよね…
マドリッドじゃこういう風に、歩道と車道の間の「路駐スペース」とかに置かれているのですね。そして数ブロック毎に置かれているので、市民はいつでも気の向いた時、或いはついでの時に、一番近いデポジットに古紙類やガラス・ボトルなどを投げ込めばいいだけなので、新聞紙1枚からでもリサイクルできるのです。

ついでにこれ(↓)は、かつて住んでた家の前のデポジットと、a0072316_22352091.jpg我がかつての「路上駐車場」のひとつ。
でも日本の今のうちの近所は、路駐スペースはおろか、歩道さえない道の方が多いんだもんね…

そして更に、30年前には「日本でその日のゴミをその日に処理する能力があるのは、○○とここだけ」と言われていたこの町(市)で、来年からゴミ収集日が週3回に減るそうなのだ。
日本社会は停滞してるだけじゃなくて、「後退」してるんじゃあないだろうか??

そしてその「停滞」又は「後退」に、街のインフラの弱さとか遅れが、否応なく関係していると思わされる事が、ゴミ以外にも色々ある、今日この頃なのです…

今年最後の記事が「ゴミ」で終るのは何だかなあ…と思ったので…

…オマケ…
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by peque-es | 2006-12-27 23:38 | 街、家、道…
今年最後の元歌あてクイズ…
2006年 12月 27日
≪ちょっとスペインの音色 & petitesmusiques≫に、今年最後のジャズ課題-「元歌当てクイズ」(試聴していただけます)をアップしました。むかぁし有名だった映画の主題歌です。

年内にもうひとつオリジナルをアップする予定ですが、とりあえずお知らせ…

追記: オリジナル、アップしました。(12月29日)

クイズの答は
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by peque-es | 2006-12-27 11:16 | コーヒー・ブレーク
Judías verdes con jamón (インゲン豆の生ハム風味)
2006年 12月 20日
実は前から、「日本人は野菜を沢山食べる」っていうの、錯覚なんじゃあないだろうかっていう気がしてたのですが、マラソンの有森選手とか高橋選手の食生活を担当した「栄養管理士」という肩書きの方が、それを裏付けるような発言をしてくれました。平成7年だかに、日本人の野菜の摂取量はアメリカ人のそれを下回っちゃったんだそうです(12月19日放送のNHK「クイズ日本の顔」)。…という事はもう、かれこれ10年以上も錯覚し続けてる日本人…?
それにしても、ジャンク・フードの本場(?)アメリカよりも日本の方が、野菜の摂取量少ないなんて、ちょっとショックじゃないですか?

a0072316_233437100.jpgプロの方は、ちゃんと数字に基づいての発言でしょうが、栄養のプロでも食のプロでもないワタクシメがそう思ってた根拠(?)は、近所のスーパーの野菜のパックが小さすぎるという事実。

スペイン人、ああ見えて結構野菜を食べる。
朝・昼・晩のバランスが日本とは違うので一概には言えませぬが、スペイン人が一食で食べる野菜の量、例えばこんな具合(↑)。これ、普通の日本人家庭にある大皿よりも多分大きめのお皿です。

スペイン人の食事の基本形は、ひとつ目の料理(primer plato)と呼ばれる軽め(?)の料理とメイン(segundo plato)となる肉や魚の料理、それにデザート(postre)。レストランなどの昼の定食は大体この組み合わせで、それにパン(pan)と飲み物(bebida)が付く。デザートの代わりにコーヒーなどを頼んでもいいところが多い。勿論デザート+コーヒーを頼んでも良いけれど、追加料金となるのでご注意。MENU DEL DIA (本日のランチ)など書いてあって、 con pan, bebida y postre o café と書いてあったら、最後の postre o café はデザート or コーヒーという事で、デザート and コーヒーではないのです。

で primer plato、略して primero ですが、primero として食べるのはスープ、サラダ、温野菜、パスタなどで、それが大体こういう量。そもそも plato っていうのは「お皿」の事ですからね、「お皿一杯」のサラダや温野菜や、そして豆の煮込みを、メインの前に食べるという事であります。ついでに言うと、パエージャなどの米料理も primero。尤もパエージャは、それをメインにする事もできる料理で、卵料理なども primero と segundo、 両方の扱いが可能也。

まあスペイン料理、メインの肉や魚も日本料理のそれより大きいけど、野菜や豆類、そしてデザートの果物なども、どか~んという感じで出て来る。日本の懐石料理などが皿数で勝負するなら、スペイン料理は量で勝負というか…そして肉の付け合せとして出て来るフライド・ポテトなども、日本の洋食屋さんより多め。

そんな訳でスペイン風の野菜料理、特に温野菜を食べようと思ったら、日本のスーパーで売ってる1パックじゃ全然足りないのです。インゲンやアスパラなんて、あれを普通の日本人は家族用に買う…という事はひとり当たり何本(何個)?…て感じで、日本人が野菜を沢山食べるっていうの、嘘じゃないかって思ってたわけ。

おまけに決して安くない。何パックも買ったら食費が野菜で跳ね上がってしまって、野菜ビンボーになりそう…

どうやったらスペイン式に、たっぷりの温野菜を、しかも簡単に料理する事ができるか…スーパーに行くたびに色んな野菜を眺めて、値段と量のにらめっこをしてる内に見つけたもの、それはインゲンの冷凍パック!
フレッシュ・インゲンより安めの値段で、更にスジを掃除しなくてもよい! お買得の時に買って冷凍しておけば、スペインふうの温野菜が食べたくなった時にいつでも食べられる。

これを普通の日本人の倍くらい時間をかけて柔らか~く茹で、オイルと生ハムのクズ、それにニンニクで風味をつける。調味料は塩だけ。
お湯を切ったインゲンを茹でた鍋に戻して、そこにオイルと生ハム、ニンニクを入れ、塩味を調整し、蓋をして1,2分、焦げないように鍋を動かしながら加熱するのがちょっとスペイン流。

スペイン人はもっとクタクタに茹でるのですが…お店などで茹でてから時間が経って、その間ず~っとあっためてたようなのは、インゲンの色が完全に変わってたりするのだけど、写真の冷凍インゲン、じっくり茹でた割には色が綺麗でしょ? この程度で止めると、柔らかくて、且つ味もおいしい。テキトーに作ったように見えるでしょうが、そして実際そうなのですが、一応スペイン料理としての名前があって、Judís verdes con jamón-インゲン豆の生ハム風味?-といいます。

あ、それから目安としては1パック=1食分ですからね。1パックを家族数人で分けたりしないで、あくまでもどか~んと食べる事。

柔らか~い温野菜、固いのより沢山食べられるし、それに慣れてしまうと日本人の野菜の茹で方、時に固すぎる気が…

私事ながら、日本に帰ってからスペインに住んでいた時よりもコレステロールが増え…まあ「善玉コレステロール」がバツグンに多いので、今のところ薬とかは飲まなくていいそうですが、内科の先生が「どうしてでしょうね? 日本食の方が野菜とか多くて健康にいいと思うけど…」と不思議そうに言うのを聞きながら、説明するのが大変なんで呑みこんでしまった言葉: 

…そうじゃないの、先生、スペイン人、食べる時はどか~んと食べるの、野菜も豆も果物も日本人の数倍!
個人的な歳のせいや生活形態の変化もあるでしょうが、野菜や果物が高く、脂身の多いミンチや霜降り肉が多く、そして一般的にお弁当や出来合いのおかずに頼る事が増えた最近の日本の食生活、決して日本人が思ってるほど「健康的」ではないと思います。

尚、ホームページ≪ちょっとスペイン≫の大部分をこのブログに移行しようと思いつつあり…カテゴリーのひとつだった「≪ちょっとスペイン≫…の玄関」をタグに変えました。これで整理できるかどうか?…トライしてみます。
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by peque-es | 2006-12-20 23:34 | スペインふう家庭料理
スペインのクリスマス・ソング
2006年 12月 17日
スペインのクリスマス・ソング、ビジャンシーコ (villancico) を1曲、アレンジしてみました。こちらで試聴していただけます。
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by peque-es | 2006-12-17 19:56 | コーヒー・ブレーク
焼き栗と焼き芋…
2006年 12月 14日
…お~買い・な・さい・な~あ~つい・や・き・ぐ・り~…っていうようなシャンソンがあったでしょう? あれ? 「甘い焼き栗」だったかしらん…とにかくその、「焼き栗」です ↓a0072316_15362339.jpg
(予告編は忘れてないのですが、記事をまとめるの結構大変なので、ちょっとお休み…)

マドリッドでは、冬の間、町のあちこちに、こういう焼き栗の露店が出るのですね。1ダース、つまり12個幾らという単位で売ってる。初めてスペインに行った1980年頃は、それが5ペセタだったか、それとも15ペセタだったか…シャンソンの「焼き栗」って、こういうのだったんだ、スペインにもあるんだ…と思った記憶がある。新聞紙など、リサイクルの古紙で円錐形の入れ物を作って、それに数えながら入れてくれる。

包みを手で受け取るとあったかい。ポケットに入れると体もあったかい。
数人で歩いていて通りに焼き栗屋が出ていると、誰かが買ってみんなに差し出す。何人かと分けて食べると、又あったかい。
勿論ひとりで買って、家で食べたっていいんですが!
ひと冬に必ず何度かは買った焼き栗。1ダース15ペセタがその内25ペセタになり、それから50ペセタになり、スペインから帰って来る頃には1ユーロくらいだったか…

1ユーロは166ペセタ余り、今はユーロが150円以上してるので、昔のペセタと円が同じくらいになった感じ。でも26年前には1円が3,4ペセタだったので、円に換算すると…100倍の値上がり!?

a0072316_14405376.jpg11月初旬のある日、街を歩いていて見かけた「焼き栗屋さん」。ちょっと分かりにくいけど、新聞や雑誌を売ってるキオスクの左の方に見えるのがそれです。白いトレーナーのお姉ちゃん達が売ってましたが、もしかするとジプシーかも…という感じ。昔のように「はっきりジプシー」と分かる服装の人は、少なくなりました。

…そうか、もう焼き栗屋の出る季節なんだ、これは買ってみずばなるまいネ、一体1ダース幾らになってるのか…
a0072316_18202395.jpg…なんと、2ユーロ!

…えーと、分かりにくいので「拡大写真」を追加します →
この焼き栗屋さんにはちゃんと小屋があり…こういう立派な小屋付きの焼き栗屋さん、初めて見た。これなら風も防げますね。

栗は手前に見えるドラム缶のような釜(?…もしかするとほんとのドラム缶でできてる?)で焼く。
ドラム缶の中で火をたいて、そのフタというか、片側が鍋のようになってて、そこに栗を置いて焼く感じ。普通は数ダース分、既に焼けたのを焦げすぎないように、そして冷めないように、ドラム缶の縁の方に置いてある。

スペインに住んでいた頃、
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by peque-es | 2006-12-14 15:32 | スペイン:人、物、言葉…
あの「非常にスペイン的」な何か…
2006年 12月 07日

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予告編の順番とは違いますが、スペインに行くという人がいるので、こちらを先に書いてみます。

アムステルダム経由でスペインの首都マドリッド、バラハス空港に着いた時、ちょっとドキドキしていたかもしれない。3年ぶりのスペインが自分に一体どんな感情を呼び起こすのか、我ながら予測不可能だったのだ。
そんな訳で、荷物が何番のコンベアから出てくるのか、あまりちゃんと見てなかった…確か2番? ま、行ってみれば分かるでしょ?

…手前から2番目のコンベアに「アムステルダム…」と出てたので、そこでストップ。でも荷物、数える程しか回ってないもんね…
回りで待ってる人少ないし…
それにコンベアの番号も2番じゃないし…アムステルダムからの便名も違うのよね…
アムステルダムでトランジットの案内板を見ていた時、同じ便がKLMともうひとつ別の航空会社の違う便名で、交互に表示されていたから、多分共同運航とか…

でもコンベアは全部で5本、番号は6から10まで…バラハス空港は近年大増築されていて、このターミナルには荷物をピックアップするところが確かむこうにもうひとつ…1から5?…やっぱり聞いてみた方がいいかも…

7番だったか、トランクがどんどん回っていて、周りで人がいっぱい待ってるコンベアの近くで、車椅子の乗客に何かを説明してる空港スタッフらしい女性のところに行って、話がすむのを待つ事に…車椅子のおじさん、別の男性スタッフが4番ターミナルに連れて行こうとしてるのに、私は4番ターミナルには行きたくないとか言ってる…でもまあ何とか説得されたらしく…

…あの、あそこにアムステルダムからって出てるんだけど、便名が違ってて…
「KLMで来たの?」
「そう」
「じゃあ、ここよ。そう書いてないけど、ここだから!」

…そうなんだよね、全然違うこと書いてあるの。便名も、出発地も…
でもそこなの。
でスタッフもちゃんと知ってるの。
おまけに殆どの乗客が、ちゃんとそこで待ってるの。

スタッフの女性の自信に満ちた態度に安心して、そのまま7番で待ってたら、5分と待たずに出てきたマイ・トランク…その時ふと、ああ、スペインに来たと思った。Las cosas no funcionan como es debido, pero... ¡que funcionan!... 物事が、そうあるべき形では機能しない、でも…機能してる!…とでも訳せばいいでしょうか?

3年間スペインを離れてたら、この感じ、忘れてたな…
何事もきちんと予定通り、計画通り、決まった形で行い、行われることに慣れてる日本人には、一見いい加減で、まともじゃないように見えるかもしれないけれど、結構まとも。
何にでもマニュアルがあって、マニュアル通りにしか動かない日本と比べると、一瞬不安になるけど、でも自分もマニュアルを忘れれば(?)結構それでうまく行く。マニュアルのない事項に対処するのは、日本人よりもスペイン人の方が絶対うまいって気がするし!?

融通無碍とでも言えばいいのか…勿論全然融通が利かなくて、くどくど説明が長くて、その実、行動力は皆無のスペイン人も一杯いるけど、私が如何にもスペインらしい、スペイン人らしいと感じるのは、このベルト・コンベアの一件に現れてるような行動、及び思考パターン(?)なのですね。

≪フラッシュバック・スペイン≫の「6. お店の人」にもちょっとだけ書いた事があるのですが、融通無碍の代表的職業だと思うのが、これ又「非常にスペイン的」と言っていいプロのカマレーロ(camarero)、つまり男性の給仕だ。昔、日本に長いこと住んでいて、日本語も完璧、日本社会や日本人を充分に理解していた或るスペイン人の先生をして、「日本にはプロのウェイター(ウェイトレス)はいない」と言わしめた何かを、スペインのウェイターたちは持っていた。
その、如何にもスペインらしい職業に、今変化が起こっている。

ひとつ目はカマレーラ(camarera)、つまり女性の給仕が増えたこと。
そして二つ目は、移民、つまりスペイン人でない給仕が増えたこと…

伝統的に男性の職業だった分野に女性が進出して来たのは、時代の流れもあるのでしょう。
かつては、ウェイトレスがいるのは、アメリカ式のハンバーガー・ショップなどに限られていた。
私が帰国した2003年頃には既に、一部の場所で女性給仕をチラホラ見かけるようになっていた。でも日本の伝統的ウェイトレスとは違って、彼女たち、男性給仕と同じような黒っぽいズボンにチョッキで、男性給仕と同じように軽妙洒脱、頭の回転が速く、気風もいい、いわばスペインのカマレーロの伝統をしっかり踏襲してるカマレーラたちでした。
そういえば伝統的なスペイン・レストランの中では、何故かバスク料理の店だけは女性の給仕がいて…そしてスカートはいてたっけ?

その女性給仕の数が更に増え、そして外国人給仕がグンと増えた。店によっては外国人しか居ないところも…

写真は、テレビでやってたコマーシャル。今回滞在中、まともにテレビを見たのはこの一日だけでしたが、2,3時間の間に何度もやっったので、その何度目かに撮りました。内容はマドリッド自治州の移民同化キャンペーンのようなので、肌の色の違う出演者たちが、赤と白のペンキで、お互いを塗り、そして床にマドリッド自治州の旗の模様を描いて行くというもの。

到着の翌日、友達の家のお昼に呼ばれて行ったら、お母さんが「昔はスペインの人口4000万だった、今は6000万…」
えっ? まさかぁ! だってスペイン人はどんどん少子化が進んでいる。なのに2000万も増えたって事は、少なく見積もっても移民が2000万? 人口の3分の1が外国人ってこと??
確かに私が帰国する前にも、移民はどんどん増えてたけど…

翌日、別の友人に会ったら…
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by peque-es | 2006-12-07 14:49 | スペイン:人、物、言葉…
元歌当てクイズと、元歌はどっち?
2006年 12月 05日
a0072316_22592391.jpg「アドリブの素…元歌は? 4」をアップしています。…1ヶ所、コード間違えてんですが(汗)…よろしかったら聴いてみて下さい。

写真は元歌にちなんで、海の素材屋さんからお借りしました。

追加: 「アドリブの素…元歌はどっち」(…「リベンジ」付き-汗)もアップしました。(12月8&9日)
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by peque-es | 2006-12-05 22:50 | その他、色々、なんとなく…
スペインにも雨は降る
2006年 12月 02日
a0072316_196514.jpg…アップする写真の順番を間違えてしまった…えーと、「スペインにも雨は降る」…他の記事を書く前に、少なくとも1個くらいは、予告通りのタイトルで書かねば…という事で、下は雨で洪水となったスペインはレバンテ地方のニュース写真↓
a0072316_1984235.jpg←そして左は、同じニュースで「お天気あべこべ」といわれていた、スペイン北部の、「11月だというのに海水浴」風景。

初めてのスペイン観光(?)旅行、着いた夜と翌日の昼頃までは晴れていたのに、その後ず~っと雨。
実は旅行前に、一応折り畳み傘を持って行こうか、でもまあスペインなら降っても大した事はないから、入れ忘れても大丈夫…とか思ってたら、ほんとに入れ忘れちゃったんだよね…

で今年のスペイン、10月の降雨量は1930年以来の最高値、とか。
私が住んでた間にも一度うんざりする位雨ばかりだった年がある。≪フラッシュバック・スペイン≫の「セキュリティ」の章の枕に使ってるんですが、ほんの枕だけなのでリンクはやめにします。

予告編に書いたように、「機が熟して」スペインから日本に帰って来た筈だったのに、日本は思っていたより天気が悪く、思っていた程社会が進んでおらず、そして新たに抱えた家族の介護問題。

だけど…スペインにも雨は降ってるではないか!
そしてスペインの友人たちも、この3年の間に新たに親の介護問題等を抱えるようになったのが何人か…どこの国に住もうが、問題というのは降ってくる。スペインに居たら全てがうまく行ったわけでもなければ、日本に帰って来たから全てが悪くなったわけでもないという事を象徴してるような、今回のスペインのお天気だったのです。

a0072316_19235100.jpg更には、日本の、それもうちの近所のような地形のところの専売特許だと思っていた「階段道」も、マドリッドのこの辺りには、ちゃんとあるではないですかっ!→
まあ巾と傾斜は、こちらの方が大分ゆったりしてるけど…

今回泊めて貰ったのはスペインでも最も旧い友達の妹の家。マドリッドの北西部、比較的新しい住宅地にあり、窓から南東の方向を眺めると、こんな具合(↓)。

a0072316_191788.jpgこの家は8階にあって、南側の窓からはマドリッドの街全体が見渡せる…ということは、この辺、中心部に比べて高くなってる?
今回発見したのは、旧市街のある町の中心部から北の方にかけて、平坦だと思っていたマドリッドが、実は徐々に土地が高くなっているという事。
この辺りの土地勘が不足していて、外出するにも何となく勝手が違った事もあり、時差ぼけの体で雨に降られながら、色んな人に会いに出かけたり、元住んでいた家のあたりを歩いたり、合間にはお土産は早めに買っておこうとか…普段の数倍のアクティビティをこなしていたら、旅の前半から半ばにかけて、かなり疲れました。

この地区には、マドリッドで初めて作られた大型ショッピング・モールがある。今ホームページを探してみたら、ちょっと面白いのでリンクしときます(リンク)。各責任者の似顔絵が揃ったところで、一番左の男性をクリックすると、モールの歴史とか説明してくれます。今ではモールの隣にマドリッドの劇場もでき、新しい街の中心のひとつになっている。

20数年前、
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by peque-es | 2006-12-02 12:58 | スペイン:人、物、言葉…