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¿Chorizo seco? (ドライ・チョリソ?)
2004年 09月 07日
(ホームページの≪スペインふう家庭料理≫をブログに統合し、記事を持って来ました。記事の年月日はオオヨソです。)

a0072316_17192427.jpgドライ・チョリソというのを見つけた。カナダ産・・・カナダでどういうチョリソの食べ方をするのか知らないけど、もしかしたら煮物に使えるかもしれない・・・そう、スペインでは煮物用、揚げ物用、焼き物用、そしてそのまま食べる生食用(?)と、色んな種類のチョリソがある。
最近では日本でも、生ハムだのチョリソだのって名前の付いた製品が出てきましたが、本物にはほど遠い、というか似ても似つかぬようなのもあります。
でも長くなるので「生ハムの定義」については又別の項で。

で国産品で賄えないとなると輸入品に頼るしかないけど、煮物用の安いチョリソなんて、先ず輸入されないよね・・・使い方も知られてないわけだし・・・

スペインではこのチョリソを入れて、豆類をグツグツ煮込んだような家庭料理が多く、定食にもよく出てくるけど、日本じゃそもそも、マメを塩味で食べる習慣がないもんね・・・。

豆を煮込むというのは結構時間がかかり、乾物の豆から煮るとなると前の晩から水につけておかなくてはいけない。だからスペインでは、もっぱら外食に頼ってた豆料理・・・というか煮込み料理一般。
スペインに居た頃は、スペイン料理って何でもかんでも、ようまあグツグツ煮こむなあ、などと思っていたけど、そうやって時間をかけて煮込んだものには、そうしないと出ない味があるのですね。日本に帰って一年、スペイン料理の何が懐かしいかっていったら、上等の生ハムや高級レストランのパエージャなどよりも、街の定食屋で日常的に食べていた「スペイン版おふくろの味」だったのです。でもそれを日本で出してくれるところなんてない・・・ウーン、作るっきゃないか? 

ということで始めた実験。でも豆とかは水煮の缶詰や瓶詰めが出てるからいいけど、味はどうやって出す? と思ってたところなのだ。カナダ産のドライ・チョリソで煮物のだしがとれるかどうか知らないけど、これはやってみるしかないではないですか?

白インゲンの缶詰にジャガイモ、そしてドライ・チョリソを切り入れて、実験開始。
あ、チョリソの量は少しです。元々スープ皿いっぱいの豆、或いは煮物に対して、1cmくらいに切ったチョリソが一人当て1ヶか2ヶくらいしか入ってないものなのです。それだけで味が出るくらい「濃い」味をしたものなのです、チョリソてのは。

それにこのカナダのチョリソ、ピリカラ味って書いてあるもんね。先ずは缶詰1個とジャガイモ1ヶに対して1cm×5切れで実験開始。あとは何を入れてみようか・・・
ん? パプリカ? これは良いかもしれない・・・人工調味料はあんまり使わないスペイン料理だけど、カナダ産のドライ・チョリソだけではちょっと心もとないから、やっぱりブイヨン1個入れようか・・・この際トマト・ピューレもチョットだけ・・・と、その場しのぎで実験を進めた結果、
a0072316_17202098.jpgスペインはガリシア地方のポテ・ガジェーゴ (pote gallego) とまではいかないけど、まあちょっと似た感じがしないでもない、結構食べられるものができたよ。又ほかのものにも使ってみよう。

え? ポテ・ガジェーゴってどんなんだって?

それは、今回使ったのの倍くらいある大きな白い豆を lacón と呼ばれる塩漬け肉、つまりハムの一種やジャガイモ、そして grelo と呼ばれる、固くて大きな青菜のたぐいと一緒に煮込んだ、具だくさんのスープッす。
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by peque-es | 2004-09-07 17:10 | スペインふう家庭料理