犬の喧嘩 日本とスペイン
2009年 03月 12日
犬ネタ以外の記事も…な~んて書いた先から、もうひとつ犬ネタ。041.gif

ビンゴ君、先日ヨソの犬に噛まれかけた。

怪我をした足にはアスファルトよりも土の方がいいという事で、実家の近くの公園に散歩に行ったら、そこにあったリスの遊具にシッポを振って「遊んで、遊んで」とキャピキャピ行くようなパピーなビンゴ君、人も犬も大好きで、とにかく誰にでもシッポフリフリ、イヤな思いや怖い経験はできるだけしないで育って欲しいと思う反面、でも誰にでも付いてっても困るよな、とか、威嚇されても又シッポ振って行くのはど~なんだか、とか思ってたのですが、

先日散歩に出た途端に出遭ったコッカー、飼い主が抑える風を見せたので、これは他の犬と遊べない子かもと、こっちもシッポフリフリで引っ張るビンゴを道路の反対側で抑えて用心してたのに、コッカーの方が突然リードから放れてビンゴ君に向かって来て、いきなりガウガウ。ビンゴはキャンキャン泣いて、これはもうどっか噛まれたかと、絡まる2匹の中から必死で胴輪を引っ張ってビンゴを抱き上げるまで、多分数秒。
幸いどこも怪我はなかったようなものの、先方の飼い主、呆然と立ってる時間長すぎ!022.gif
走れば1秒もかからずに横断して来られるような狭い道で、相手は小型犬ですよ!
その後、「どうもすみませんでした」は分かったけれど、先ずその前に自分の犬を叱らなきゃダメでしょ~がぁ!!033.gif
チラッと見えたリードはかなりボロボロで、それが切れた? 
とにかく、何が何だか分かんない内に突然放れて向かって来て、こっちも焦ったけど、でも逆の立場だったら自分はどうしたか? 少なくとも、も少し早く動ける…と思いたい

で、犬の喧嘩については前にも、「犬の喧嘩」とかいう記事を書いてますが(…書こうとしたけど全然まとまってない…008.gif、その中で「いつか書く」と言ってた、マドリッドの犬の喧嘩のエピソードを書く事にしました。



以下、お時間と興味のある方はどうぞ。

最初にスペインに留学した時偶然数ヶ月一緒の家に住んで、その後今に至るまで友人関係を続けて来られたCの家族は、6人兄弟の皆がそれぞれ犬を飼ってるような犬好き。夏の休暇に家族の別荘に行くと、他の兄弟も飼い犬(や飼い猫)を連れて来たりして、普段の一人暮らしとは打って変わった賑やかで、しかも心地よい「家族」の空間を提供してくれたものだった。(人と動物の寝る場所を決めるのが、ちょっと大変でしたが!)

事件が起こった時、マドリッドで彼女が飼っていたのはミックスの大型犬。名前はルーカス。
彼女の家に遊びに行くと、いつも最後はルーカスを連れて近くの公園に行ったり、テラス席や犬を外に繋いでおけるレストランで食事したりした。

その日も、ひとしきり家でマッタリした後、帰る前に公園に散歩に行く事になった。

ところでマドリッドでは、特に昔は、リードを着けて散歩する犬を見る方が珍しかった。留学時代、彼女と住んだ家の近くの公園では、毎晩深夜近くになると、グレートデン、シェパード、ドーベルマンといったな大型犬が集まり、犬たちはみんなフリーだったたけど、一度も問題が起こった事はなかった。近くを通る時に恐怖を感じる事もなかったし…
でもま、自分は犬好きなので、飼い主が放してるような犬なら大丈夫と思ってたけど、今考えるとやっぱり、大型犬を散歩させるのに人の少ない深夜を選んでたんですかね?
ちなみに大型犬たちを連れていたのは、若い男の子が多かったように思う。
ついでに言うと、マドリッドの公園や道は夜も結構明るいので、夜公園に集まってる若者なんて言っても、全然不健全な感じじゃないです。

それから10数年後、Cは東京で言えば中央区?みたいな地域に住んでいた。後年「うちの近所では色んな人や犬がいるから、ルーカスを放して歩けなくなった」と嘆いていたが、その頃は未だ放して歩いていた。
同じ頃私が住んでいた家の近くには、家の窓から全体を見渡せるくらいの小さな広場があり、それ位の大きさだと来る犬も大体決まっていて、「犬の喧嘩」で書いたように犬同士の力関係が確立し易いのだろう。そういえば、上の大型犬が深夜に集まっていた公園も、全体が見渡せる位の規模だった。
けれど、当時のCの家の近所は人も車も多く、近くの公園は東京で言えば日比谷公園?みたいな大きさで、いつ行っても人や犬でごった返してたのだった。
ルーカスは大型犬だけれど、性格も良くしつけも出来ていて、普通の通りを放して歩いても全然問題なかったが、ただCがその前に飼っていた中型ミックスのブラッシュは、喧嘩になりそうな相手と出会うと一目散に走って逃げ(彼女も「ブラッシュ、走れ」って言ってたそう!001.gif)、その逃げ足がものすごく速いので誰とも喧嘩にならなかったのに比べると、ルーカスは大人になるにつれて、向こうがかかって来ると応戦しようとする風を見せるので、Cは「逃げてくれた方がいいのに…」とこぼしていた。

道や公園を歩いていてルーカスと相性の悪い犬を見かけると、彼女は事前にルーカスを呼びつけ、その犬が見えなくなるまでリードを着けたり、自分の側に居させた。
その時も、「あのちっちゃい2匹はいつもルーカスに吼えるバカ犬たちだから…」と呼び寄せたのに、案の定「バカ犬たち」は吼えながらこっちにやって来た。
運悪くその時、その2匹の小型犬を散歩させてた若い女の子は、ジャイアント・シュナウザーを連れた若い男性と並んで歩いていた。これもリードなし。
でそのジャイアント君がですね、「ご主人様のガール・フレンドの犬たち」が吼えてる相手に向かって来たのですよ。2人が前からの知り合いだったのか、それともその時たまたま一緒に歩いていただけなのかは分からねど、犬にしてみりゃま、勘違い(?)するよな…009.gif

一瞬の内にルーカスは、ジャイアント・シュナウザーとの喧嘩に巻き込まれてしまった。
回りでキャンキャン吼えてるチビ犬たちは吼えるだけで何もしないが、ジャイアント・シュナウザーは頑強な大型犬、ルーカスよりも骨太に見えた。
で何故か私は、喧嘩してる2匹の間に入ろうとしたのですよ。何していいか分からなかったけど、とにかく止めなきゃ、みたいな感じで…
後から考えると、その日は雨模様だったのか手には折り畳み傘を持って歩いていた。せめてその傘でも使えば良かったのに、そういう事は全然思いつかず、素手で大型犬2匹の間に割って入ろうとしたのだから、如何に慌てていたか…042.gif

結果的には数秒後? 十数秒後? 20mくらい?離れた所に居たジャイアントの飼い主が駆けつけて来て犬を押さえ、少し離れたところに連れて行くと、思いっきり叱った。そりゃあもう、ジャイアント君の頑強な体が、オスワリさせられて縮こまり、一回り小さく見えるほどの叱り方!
若者は犬を叱り終わるとこっちに来て謝った。怪我はなかったか? 大丈夫か?

実は私の手には、どちらの歯が当ったのかは定かでないけど、甲に小さな傷がついていた。
若者は繰り返し謝り、予防注射は打ってるから心配しないでと言った。

ついでに言うと、小型犬2匹を散歩させていた女性は、こっちにも何も言わなければ、自分の犬たちにも何もしない。で犬たちは相変らずキャンキャン言いながらその辺を走り回っていて…

手の傷はかすり傷だったけど、一旦友達の家に戻って一応消毒しとこうという事になった。彼女の家の浴室で傷を洗おうとした時、時計のバンドが切れて外れた。1cm位の巾の皮のバンドが、ちょっと引っ張っられただけで切れるような、多分1mm以下を残して噛み切られていたのだ。
手の甲のはかすり傷だったけど、実は手首を、もっと強い力で噛まれていて、時計のバンドのお陰で助かってたのですね。

…昔飼ってた犬たちが守ってくれたような気がしたのは、実はこの時だけじゃない…

その後のビンゴ君、相変らず人にも犬にも愛想いいけど、でも今までは何の屈託もなく誰にでも向かって行ってたのが、時々怖がってるような風を見せるようになった。昨日は初めて、彼のシッポが後足の間に入ってしまうところを見たし…

何にもしてないのにイキナリ噛みに来られたんだから、そりゃやっぱ怖かったよね?

今まで、知らないとこだろうが、人や車の多いとこだろうが、全然平気でどんどん行くのを見ていて、少しは怖がってくれた方が安心な面もあるなあと思ってたけど、でも屈託のなさは無くして欲しくない、複雑な気持ちの飼い主です。
…これがトラウマになってビンゴの性格が変ってしまったりしたら、あのコッカー、一生許せん…

2,3日後、散歩の途中で会った獣医さんに、噛まれかけた事、そして、なんでもっと早く自分の犬を押えに来られないのか、等々話すと獣医さん、恐らくそれは、犬とのコミュニケーションがうまく取れてなくて、だから犬もそういう行動を取るんでしょうと…
でビンゴ君には、キャンキャン鳴いて「降参、降参」って言えて、お利巧さんだったね~と撫でてくれました。だからむこうも、ほんとに噛むに到らなかったんでしょうと…026.gif

そうそう、ビンゴ君、喧嘩は負けるが勝ちだよね?

真偽の程は分からないけど、怪我がなくてほんとに良かった!
やっと足が治って散歩できるようになったところだもんね。
 
とにかく、事故や怪我なく、元気に、そして大らかに育って欲しいと願うばかりです。
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by peque-es | 2009-03-12 10:53 | スペイン:人、物、言葉…
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