Chipirrones a la plancha (ヒイカの鉄板焼き)
2005年 07月 11日
(ホームページの≪スペインふう家庭料理≫をブログに統合し、記事を持って来ました。記事の年月日はオオヨソです。)

前章「ホタルイカの天ぷら」を見ても分かる通り、アングロ・サクソンやゲルマン民族とは違ってスペイン人はイカ、タコの類を全然気にしないで食べる。イタリアもそうだけどラテン系の国、そしてもしかしたら、ノルウェーなど北欧の国でも食べるんじゃないかと思う。余談ながらスペインの南の地方には、バイキングの血が混じってると思われる髪や目の色をした人がいるもんね。

子供の頃、欧米じゃあイカやタコは食べないと言われた記憶があるけど、あれは欧米=アメリカ、イギリス、ドイツ…というような、その時代の狭い世界意識を反映していたのかも…

で、そのイカ、タコ類の食べ方ですが、タコはちょっと別の項にゆずることにして、イカを、スペイン人はどう食べるのか? 先ず、大きく4種類に分けることにしませう。

① Sepia(s) は日本でお刺身にするようなヤツ、もんごうイカ
② Calamar(es) は日本で焼きイカにするようなヤツ、やりイカ
③ Chopito(s) はチョピッと危険なホタルイカの天ぷら
④ Chipirron(es) は大きさにして②と③の間くらいの、日本では何というのか知らないヤツ…

…と思っていたら、ある日スーパーで見つけたのである。「ヒイカ」と書いてあった。これはいい、これで Chipirrones a la plancha (鉄板焼き)ができると思って勇んで買って帰った。
ソージは至ってカンタン。足を持って内臓を引き抜き、フネも引っ張り抜いて、あとは例のごとく、ニンニクとパセリ、塩で味付けして、(オリーブ)油をしいたフライパンで焼くだけ。
足も勿体ないから、切り取って一緒に焼こう。
目はちょっとコワイので、内蔵と一緒に捨ててしまおう。

そうやって出来たのですが、そしておいしかったのですが、ですがですが…… 焼いたらサイズが縮んでしまったヨ! Chipirrones ではなくって Chopitos くらいの大きさになってしまった。
スペインの野菜は日本より大きいけど、魚介類もそうなのか!?

その後、もう少し大きめの「ヒイカ」がスーパーに出ていた時に再度トライしてみましたが、焼きあがるとやっぱり小ぶり。でもイカを「ニンニク」で油炒めした味は、日本料理にはないオイシサですので、興味のある方は是非試してみてください。チョピートスのように調理に危険も伴わないので、オススメできます。

ところでこの「ヒイカ」は「ホタルイカ」と違って「生」で出ていた。ということは、大きさから言って
これを丸揚げにしてみたら Chopitos になるだろうか?
一番のポイントは、「生」に衣をつけて揚げれば、「ボイル」に粉をつけて揚げるより「油がハネ
ない」だろうか? ということだけど…やっぱりハネそうでコワイ。それに「ヒイカ」の内蔵と目って、丸揚げにする(そして食べる)にはちょっと抵抗のある大きさのような気がするんだけど…
焼いたらサイズが縮むということは、揚げても縮むはずなので、相対的に目も、あの目で見られてもコワクないくらいの大きさに縮むのでしょうか?????

尚①のモンゴウイカも、スペインじゃ「鉄板焼き」にして食べることが多い。②のヤリイカ(?)は輪切りにして天ぷらにする。a0072316_12374960.jpgこのイカのリングをバゲット状のパンに挟んだ bocadillo de calamares は安くて食べ応えのあるオヤツ、又は軽いランチ、又は夜食、その他もろもろとして、スペイン人なら誰でも「あそこのイカのボカディージョ、学生時代に良く食べたなあ」という、思い出の店を一軒は持っているような、そんなメニューです。

又有名なイカスミ、「イカの墨煮」によく使われるのは、今回鉄板焼きにしたのと同じ chipirrones 。その他色んな使い方があるけど書ききれないので、ここまで。
尚写真は「スペインのイカ3(イカとバゲット)」より。
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by peque-es | 2005-07-11 15:44 | スペインふう家庭料理
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