同じタイプの耳?
2006年 02月 05日
(この記事と、それに続く2つの記事-「同じタイプの耳?(続き)」「同じタイプの耳?(最終回)」-はHPの整理に伴い、amikajpn のジオログから、コメント込みで「別荘?」に持って来ました。コメントを頂いた方たち、どうかご了承くださるようお願いします。)

「同じタイプの耳」人間なんて、ロンドンの若い友達はうまいこと言ってくれるなあ(未だお読みになってない方は彼女のブログの2月3日の記事「私が買わないだろう理由」とその関連コメントをご参照ください。)
いや、前から気になってたの、このテーマ。人によって「耳に聞こえ易い音」っていうのが違うみたいなんだよね。

私がもしかしたら「人と違う耳」をしてるのかもしれないと初めて思ったのは、スペインでジャズ・ダンスのレッスンを受けていた頃。レッスンの最中に皆に「音楽を聴いて!」と叫ぶ先生、「○○○は音楽をよく聴いてる」と名指しで誉めてくれた先生、…こういう時の「聴く」は英語の listen to に当る動詞。

最初は大して気にしてなかったけど、ある時思った。私は音楽を hear してるわけでもない。音楽は「聞こえる」もんだよ! みんな、違うの?

そういえば、私がバレエやダンスで音に付いて行けない時、それはテクニックが足りなくて必要なスピードで踊れないからだ。音楽の方がゆっくりなら逆にスピードを落とせばいいのだから(それも一種のテクニックを要する事ではあるけれど)ラクショー…ではなくても、聞こえてくる音楽に体が自然に合わせようとする。

ところが自分より上手な人たちが音に合わせられないで、音楽よりドンドン早くなっちゃうことがある。つまり聞こえてない?

そうか、自分で「聴こう」としないと音楽が聞こえない人がいるんだ! 彼らは「音楽を聴く」っていうスィッチをオンにしないと音楽が聞こえない。だから先生が「音楽を聴け」って言うのか!

ここまでは私も、ロンドンの若い友達同様、自分は耳がいいのだと思ってた。

ところがその後、「音感は悪いけど外国語の耳はいい」という友達登場!
彼女は所謂「ながら勉強」ができなかったと言う。つまりラジオが「聞こえすぎる」のだそう。へーえ!

更に更に! ブログにリンクさせて頂いてるピアノの先生、ある講習を一緒に受けたのだけど、私が聞いてない背後のやりとりが、彼女には全部聞こえていた! えーっ?

そこで第二段階。言葉に関しては、自分は聞こうとしないと聞こえない、という事実に気づいたのだ。つまり「聞きたい話」とそうでないのを無意識の裡に(?)区別して、スィッチを切り替えてるってことです。同じ曲のメロディはひとりでに覚えるのに、歌詞はダメ!




この記事に頂いたコメント&お返事

1:
はじめまして。新着を流していたらここに辿り着きました。小学生の頃リストの曲を2パターン聴かされて先生に「どう違うかわかる?」と問われました。正直わかりませんでした。ピアノ演奏とオーケストラ編曲だったのですね。特にクラシックは意識して「聴かないと」わからない場合があります。私もアタマが固いので・・・。近代の曲なんか1回では「聴こえて」こないのです。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月6日(月) 00:21

2:
がっちょーんさん、コメントありがとうございます。
一度アップした記事を又手直ししてる間に着きました。最速です。
ピアノとオケが同じに聞こえたって、スゴイですね。しかも同じ曲に聞こえたっていうの、もっとスゴイ!
「続き」を書きたくなりました。1000字では書けなかったこともあるし…
そちらのブログでも音について書いておられたとか、今度ゆっくり読ませていただきます。

投稿者 amikajpn : 2006年2月6日(月) 01:37

3:
確かに「聞こえる」ということに関してはどのくらいその他の事に集中してるかって関わってきますね。人によって聞こえやすい周波数みたいなのもあるし。このテーマは奥が深い。「耳が良い、悪い」だけでは片付けられないようなそれぞれのシチュエーションでの矛盾みたいなのがでてくるんですよね。ちなみにわたしはラジオが苦手。会話を聞こうとするから音楽と同じで身体の方向性が全部そっちに行っちゃうんですよね・・・

投稿者 ロンドンの若い友達 : 2006年2月7日(火) 18:04

4:
えーと。自分は先生みたいにピアノとオケが聞き分けられなかったことが悔しかったわけです。が、逆の見方もあったのですね。意外というか驚きです。あといわゆるソルフェージュってありますよね。バンドマンの間では「耳コピ」が当たり前なのに周囲のアマオケ仲間では譜面からでしか音を追わない方がいて、これもまた新鮮。(注:自分のジオログは青臭いところもありますがそこはご容赦ください)

投稿者 がっちょーん : 2006年2月7日(火) 21:13

5:
もしかして、よばれてる?
私は、i Podがないと生きていけません。もちろんヘッドホンは
遮断性のしっかりしたものを使っています。
なぜなら
電車の中で、いろんな音が聴こえすぎて、疲れてしまうのです。
聴こえてきたものが、つねに頭のなかでくるくる回っています。
だから、マッサージなどのBGMも音名で聴こえてきて
ぜんぜんリラックスできません。
他の人からは、必要でないものを区別できない不便な耳と
いわれております。。。

投稿者 mayukapi : 2006年2月7日(火) 21:50

6:
皆さん、コメントありがとうございました。
ちょっと留守にしていました。
このテーマは私にとっても本当に奥が深く、しかもひとつひとつのコメントが
又新たな「へーえ!」や「えーっ?」となって、是非ゼヒ個別にお返事や質問を
したいと思うのですが、少しお時間ください。

投稿者 amikajpn : 2006年2月7日(火) 22:09

7:
mayukapiさんへ>あえて追記させてください。私もiPod使いまくっています。ヘッドフォンはノイズキャンセリングにしています。集中できます。音名で聴こえてくるとはすごい!因みに自分は担当が移調楽器だということもあって音はいつも移動ド(^^;疲れているときは記憶していた印象的な一曲が頭の中を始終ぐるぐる回るので辛い。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月8日(水) 02:26

8:
ロンドンの…。ウン、要するに音には、聞こうとしなくても聞こえてくる音と、聞こう(聴こう)としないと聞こえない音の2つのレベルがあって、それが人によっても違うし、自分の中でも、その時々の状態によって違ってくるってことだよね…
と思ったら、今日、例の免許の更新の講習にいって、聴こうとしてもすぐ自分の中のスィッチが切り替わっちゃって、聞こえて来ない音(言葉)、つまり第3のレベルがあることがわかった(笑)。

投稿者 amikajpn : 2006年2月9日(木) 00:33

9:
がっちょーんさん(2)、だってピアノとオケの音色の違いは聞き取れなくても、曲、つまり「音楽」は聞こえたわけで、それって私にとっては想像を絶する世界です。「頭が固い」のではなくて、むしろ逆に、すごく頭がいいんじゃないですか?
物理的には同じ音を聴いても、人によって聞こえる音が違うってことなのかなぁ?
昔ある人が、同じ黄色でも、私の見ている黄色とあなたの見ている黄色は違う、というような事を言ってたけど…

投稿者 amikajpn : 2006年2月9日(木) 00:56

10:
mayukapi さん、いえ、別に呼んだわけではないのよ。たまたまこういうテーマになって…
でも書きながら、このテーマなら絶対来るかなっ?とは思ったけど!(笑)
考えてみたら私って、ほんとに便利な、ある意味では「自分勝手」で「都合のいい」だけの耳をしてるのかもしれない。
mayukapi さんのような耳の方がいると知って、大げさに言うと私の世界観は変わりました。世界が「広がった」と思う。耳のことだけじゃなく…。

投稿者 amikajpn : 2006年2月9日(木) 01:16

11:
がっちょーんさん(3)、私は移調楽器なんてのがあることを、つい最近まで知りませんでした。
昔ピアノをやったからか、音は絶対音階で聞こえますが…でも、ある時期からその絶対音がひとつずれてて…
今ではラに聞こえたら「これはほんとはソだな」って(笑)。
でもこれも最近、絶対音というのは昔からずっと同じだったわけではないというような事をどっかで読んで、
私みたいな「相対的絶対音」があってもいいのかもって…?

投稿者 amikajpn : 2006年2月9日(木) 01:26

12:
mayukapi さんとがっちょーんさん、私も音楽が聞こえたらそれを自然に「相対的絶対音名」に直して聞いてるし、
頭の中でメロディがとめどなく回り続けることもかなり頻繁にあるけど、それによって疲れるということは余りないような。
むしろリラックスした状態の事が多いような気がするんだけど…これも「耳のタイプ」による違いかしらん? 

投稿者 amikajpn : 2006年2月9日(木) 02:02

13:
つまり、amikajpnさんのいう「相対的絶対音」というのが、いわゆる「移動ド」であり、移調楽器演奏者のいう「ドレミファ」です。じぶんではin Cで「ドレミファ・・・」と思っていても、普段自分がさわる楽器がin Bだと、「ドレミファ」がCDEFにならなくて、代わりに"BCDE・・・"(絶対音)となっちまうという、ただそれだけのことだと思うのです。要は慣れですかね。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月10日(金) 00:06

14:
いやそれがね、がっちょーんさん、説明が難しいのですが、私の耳、絶対音のソは調性に関係なくラに聞こえるのです!
ト調の曲のG音がドに聞こえるのではなく、G音は常にA音に聞こえる。
ト調のシ、つまり「ファのシャープ」は「ソのシャープ」に聞こえる。
勿論自分でピアノを弾いてる時はソはソ(GはG)と思って弾いてますが、弾いてない時に聞こえてくる音楽は一様に、
「長2度上に」ずれて聞こえるのです。おかしいですよね?

投稿者 amikajpn : 2006年2月10日(金) 11:36

15:
なるほどぅ・・・。難しいというか実際に体験してみたいと苦しい。自分の場合ですとしょっちょう聴いてよく覚えている曲は原調で歌えることもあります。C majorに困ったときは、あの同様の、なんという名でしたっけ「ドードレミーミファソーラソミー」を歌うと、Cがみえてきますが。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月10日(金) 22:07

16:
↑上記コメント、誤字が多くてすみません。同様→童謡です。曲名を思い出すことができません。日本語ではたしか「埴生の宿」あれ?違ったかなー。あの曲はごく簡単にピアノで弾けますよね。たぶん演奏したときの記憶で引きずっているんではないかと。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月10日(金) 22:11

17:
がっちょーんさん、それって「ソーファミレー、ファーミレドー」って続く歌ですよね?
「埴生の宿」ではなかったような気がするけど、私、歌詞と同じく「題名」にも弱くて…
ところで昨日、甥のギターを聞いてると、最初の和音の一番上がファに聞こえる。
「それ、何の音? ファに聞こえるんだけど…」
…なんと! 本当にファだったのですよ! 絶対音が戻って来た? それともギターの調音が…???

投稿者 amikajpn : 2006年2月11日(土) 18:49

18:
amikajpnさん>そうです。その曲です!確か簡単ピアノバージョンのタイトルでは「思い出」という名がついていたような・・・。

投稿者 がっちょーん : 2006年2月11日(土) 21:27

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by peque-es | 2006-02-05 12:16 | その他、色々、なんとなく…
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