酸っぱいリンゴが好きなのに…
2007年 09月 24日
a0072316_1264565.jpg…何故か日本じゃ、酸っぱくないリンゴばっかり売ってるんですね。

子供の頃、青リンゴというのがあった。あれはそういう品種だったのか、それとも早生みかんのように、普通のリンゴが熟れる前の状態だったのか?
酸味が強く…そして固かったように思う。いつの間にか市場から消えてしまって、もう長い事食べてないので、記憶もオボロゲですが…

スペインにはその青リンゴを大きくしたようなリンゴがあった。確かグラニー・スミスという品種名で、やはり酸味が強かった。
スペインはどちらかというと暑い国で、リンゴの産地ではないようなイメージですが、でもリンゴ、一年中売ってます。赤いの黄色いの、そして青いの(…って、実際には緑色ですが、信号と同じで「青」って言っちゃうのね、日本人は…)…中には梨のような色をしたのもあった。

味も甘いの酸っぱいの…日本の甘くて赤いフジリンゴも、15年くらい前から(?)リオハ辺りで栽培されて、売られております。

そんな中で約20年間ほぼひと筋に買い続けた、昔の日本の青リンゴの兄貴分みたいな上記グラニー・スミス。夏場の1ヶ月ほど、新鮮なのがなくなる事はあったけど、一年中あったし…

ところが最近の日本じゃ、最初に書いたように、酸味が余りないリンゴばかりなのですね。
日本人、お酢は好きでも、リンゴの酸っぱいのは嫌い?

今日本で売ってるリンゴで、唯一酸味があっておいしいと思うのは、紅玉(こうぎょく)くらいなのですね。
でもこれが中々売ってなくって、しかも出る季節が限られているのですね。

リンゴの国というイメージの(?)イギリスには、1日1個のリンゴで病気知らず(one apple a day keep you from ナントカ away)という諺があるそうなのですが、今の日本でそれを実行するのは、個人的に不可能なのですね。
一年の半分くらいはリンゴなしで生きております。

でも日本人はほんとに皆、甘いリンゴが好きなんでしょか?
酸っぱいリンゴが好みの日本人は、他にいないんでしょか?

まあでも、スペインでも、グラニー・スミスが好きっていう人は少数派かも?…考えてみると、他の人が買ってるのを余り見た覚えがないような…でも店にいつも出てたって事は、他にも買う人がいたんだよね…(・・?
どっちかって言うと甘いもの好きのスペイン人、エクスプレッソのコーヒーに入れる砂糖なんて、日本の3倍くらいだし…それなのに、酸っぱいリンゴもちゃんと売ってるんですね。
なんで??(*注)

写真に写っておりますリンゴの夫婦(?)は、ヒダリが玉林とかいう甘~いリンゴ。紅玉が店先から消える春頃から、ず~っとリンゴを食べてなかったら、リンゴ欠乏症(?)に罹ったみたいで、無性に食べたくなり、この玉林、余りに青かったので、もしかしたらグラニー・スミスみたいかも?と思って先日買ってしまったのですが…完全に色に騙されてしまった(…ってェ、勝手に思い込んだ自分が悪いのでは?)…甘いばっかりで、全然食べられません。
そしてミギは、この「さんさ」っていうの、紅玉ほどではないけど、割合酸味があっておいしいよと言われて買ってみたら、結構おいしかった。食べられました。

紅玉が出て来るまであと暫く、これで何とか命を繋げそう?
…でも近所のスーパーは、年中フジばっかりなんですね…(;一.一)



なんで??(*)…と思ったもので、以前「スペインのキュウリ」という記事のコメントで、カソルラさんに教えていただいたサイトで調べてみました。…ってェ拾い読みしただけですが…

それによるとナントッ! スペインのリンゴの生産量は日本より多いではないですかっ!
2001年の年間生産量、スペインは96万2千トン、日本は89万4千8百トン…人口は日本の方が3倍くらい?…って事は、スペインってリンゴ密度(?)がすごく高いのね?(◎◎)

リンゴの国のイメージだったイギリスは、リストの最後で、たったの20万3千7百トン…ち~とも「リンゴの国」じゃないやん…(?_?)

6. の VARIEDADES (バラエティ)という所に、11の品種名とその原産地が書かれていて、最後に上記グラニー・スミス(Granny Smith)登場! ~~オーストラリア原産でスペインでも栽培、ヨーロッパではゴールデン・デリシャスと並んで人気が高く~~…へぇ~っ!

他にも「カナダの女王」だとか「ローマ美人」なんていう品種名のリンゴとか、ニュージーランド原産のリンゴだとか…それに日本のフジリンゴも栽培してるし(3ページ目の11.4)…

…スペインの農業って、結構インタナショナル?

ちなみにリンゴはスペイン語で manzana (マンサーナ)と言います。z の音は、スペインの標準語では舌先を軽く舌に挟んで s と区別しますが、アンダルシア地方やカナリヤ諸島、そして中南米各国のスペイン語では、s と同じ発音になる事が多いようです。

…で、これもスペインだけかも知れないけれど、街の区画、建物の1ブロックの事を、何故かやはり manzana と言う。この道を「リンゴふたつ」行った先を右に曲がって…な~んて、言う訳ですね…
[PR]
by peque-es | 2007-09-24 11:53 | その他、色々、なんとなく…
<< ニッチとミス・マッチ~>マス・... ハッパかけたら… >>