Pescado a la plancha (スペイン風焼き魚?)
2008年 02月 26日
a0072316_13135198.jpgこれは厳密に言うと「焼き魚」ではなく、フライパンに油を垂らして焼いた魚。スペイン語だと a la plancha (ア・ラ・ランチャ)…plancha はここでは鉄板の事なので、要は鉄板焼きですね。001.gif

でもスペインにも「焼き魚はある。「a la parrilla」と言って、炭火焼のようなもんですが、普通の家で炭火焼は、ちょっと難しい。日本の魚焼き器のような調理用具は、スペインにはないのですね。で家庭での魚の食べ方で一般的なのは、揚げる、炒める、茹でる…(あれ? 結構あるな~…更に、boquerrones a la vinagre のように生でマリネのようにするのもあるし、それから炒めたり揚げたりした他の物と一緒に煮込むというのも…それにオーブンで焼くっていうのもあるじゃあないか…)

…挿入句が長くなって来た(・・;)ので、一挙に結論(?)に飛ぶ事にする。

事ほど左様に、色々ある魚の食べ方、それはつまり、スペインが日本と同じく、「魚介類を沢山食べる国」だからですね。ところがさ、魚の国日本でスペイン風の焼き魚を食べようと思ったら、それが以外に難しいのよ…というお話。

それは何故か?
築地の魚市場にでも行けば別かもしれないけれど、近所のスーパーのオサカナたち、ちっちゃい切り身やお刺身、或いはお刺身用のサクになってるのが圧倒的に多く、それでは、スペインのあのど~んと言う焼き魚の醍醐味を味わえないのである…002.gif

スペインの焼き魚は、お皿に乗るサイズの魚なら一匹丸ごと(…と言っても、オカシラ付きではない)か、大きな魚の場合は切り身ですが、その切り身が日本のに比べると、かなり大きい!のであります。

で例えば、カツオの胴体丸ごと、厚み2,3cm位の輪切りにしたのを、じゅ~じゅ~言わせて焼いて、それを切り分けて食べる…という雰囲気は、日本の懐石用(?)の切り身では出せないのでありますね…下線部の食べ方は、あるスペイン女性に教わったものですが、ニンニクを楔形に切ってカツオの身のあちこちに差し込んで、あとは塩と油、時間をかけて焼くだけ。こうするとニンニクが焦げないのである。
でも日本の小さな切り身じゃ、ニンニクの楔を打ち込む余地がないのだ…026.gif

a0072316_2320304.jpg中で比較的大きい切り身を見かけるのが、このカジキ! でもこの時は、この切り身を見つけて、スカサズ買って来たのはいいけれど、パセリがなかった…これはニンニクとパセリで風味をつける事が多い。スペインでもこのカジキ(emperador と言う事が多いが、emperador と言って別の魚が出て来るところもあり、でもそれはもう少し白くて、別のところでは pez espada という名前で出て来る魚だったりする事もあり…まあ、日本でも同じ魚を時期によって別の名前で呼んだり、地方によって名前が違ったりする事はありますが…)

又しても挿入句が長くなりましたが、要はこの魚、スペインでも、安い定食屋などでは、結構薄い(でも面積は広い)切り身で出て来たりする。…ので、まあまあ感じ出てるんですが…

a0072316_13264599.jpgやっぱりパセリがあった方が感じ出るかも…と思って最近やり直したのが、こちら→

肝心のパセリがなんんとなく固まっておりますが、これはパセリの調達と、比較的大きいカジキの切り身の調達に2週間以上の時間差があったからで…(・・;)

或る日、おぉっ、生きのいいパセリが出てる、とりあえず買っとこ…と思い、
一度には使い切れない量だったので、萎れる前に洗って、刻んでから冷凍しとこうと思い、
日々他の食材を出す時に、冷蔵庫を開けるとパセリが見える。で「そうだ、これを刻んで冷凍しておかねば」と思うのに、閉めると忘れてしまい…(・・;)
そうする内に1日、2日と過ぎて行き…(・・;)(・・;)
うむ、これはもう冷凍室に入れないと、折角のパセリがムダになる、この際このまま入れてしまおう…と袋ごと冷凍庫に入れていたのを…

或る日、このカジキの切り身、結構良いかも…それにお買い得?…と思い、
でもその日は別のオカズにしたのでとりあえず冷凍しておき…
その2,3日後に、今日のオカズはカジキに決定!っと思い…

…カジキの切り身を焼き始めてから思い出したのよね…(・・;)(・・;)(・・;)

そうだ! 冷凍パセリがあったじゃないか! 乾燥パセリじゃなくてアレを使おう!
と思いついて、パリパリに凍ったパセリの枝をもいで、洗ってなかったので簡単に振り洗いして、それをみじん切りにして、取り急ぎ振りかけたら…こ~なったである。008.gif

尚この切り身は120gほどありましたが、、面積(?)は小さめで、お皿に乗っけると、こんな感じ…a0072316_1342206.jpg
…量は同じ位かも知れないけれど、やっぱり上の、面積の大きい方がスペインっぽく見える…

で話が後先になりましたが、今まで色々やった中で、一番「ど~ん」という感じを出せたのが、最初に載っけた写真だったのだ。
…が実はこれは……赤魚の干物だったのである。041.gif

一般にスペインの魚は、日本で売ってるものより魚臭くない。これは何故なのか?といつも思ってるんですが、新鮮なまま干された(?)干物を使ってみるのも一手かも?と思って、生干し(?)っぽい赤魚の開きを見つけて、試してみたのだった。
赤魚の干物(…ニンニクが少々焦げておりますが、そしてパセリは乾燥ですが…)、アッサリしていて肉厚で、身も締まっていて(…干物だからね!037.gif)中々感じが出ておりました。001.gif 
でもこれってシーズンが限られてるようで…日本でスペイン風焼き魚を食べるのは、食材ゲットのタイミングが色々と難しい…のだった。

ちなみに、日本では非常に普及してる「干物」という食べ方、スペインでは一般的ではない。でも、ある日本人に聞いたところによると、海辺の町で、朝市のようなところで魚を売ってた漁師のオカミサン(?)、売れ残った魚をその場で処理して、半干しにして持って帰ったそうな。
昔からの保存の知恵なのでしょう。
最初に書いた炭火焼、そして鉄板焼きなども、海辺の観光地などに行くと、結構安くて、色んなオサカナがた~っぷり食べられるお店があったりします。そういう所に行く機会があったら、是非お試しあれ。目印は現地の人、つまりスペイン人がいっぱい入ってる店!006.gif

ところで日本のオサカナ屋さん、どうして「解凍」して売るんスかね?
スペインでは冷凍パックになった魚介類を、ごく普通に売っていて、結構便利です。
メルルーサの切り身の冷凍パックとか、フライ用に衣を付けた状態で冷凍されてるのもある。
でも日本では、圧倒的に解凍してから売ってるのが多いみたい…
 
一度解凍したものを又冷凍すると、品質が落ちるそうで、毎日買い物に行く訳ではないので、冷凍できない食材、つまり「解凍」の表示のあるものは買わないようにしてるんですが…
それに解凍の切り身って、身が柔らか過ぎたりして、どうもおいしくなかったりするのである…
日本人、その日食べるものを毎日買い物に行くって人が殆どなのだろうか…?
折角新鮮なまま(多分!?)冷凍されてるものを、解凍せずに売る方法を考えてくれっと思う人、他に居ない?…(・・?
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by peque-es | 2008-02-26 21:08 | スペインふう家庭料理
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