ちょっと…
2006年 05月 11日
(…昔の別荘の記事を、一部改編して持って来ました…)

スペインから帰って来てすぐの頃、日本や日本人について「分からない」と思うことが一杯あった。
でホームページを作った時、先ず最初に書いたのが≪わからない≫っていう小文だった。

それから3年近くが経って、あの時分からなかった事が分かるようになったかというと、どうもアヤシイのだ。
多少は慣れたと思うし、「分からない」事は分からないなりに、何故そうなのか、ある程度理由を想像できるようにはなったと思う。理由が分かると益々、「分かりたくない」というか「分かってしまってはいけない」と思う事があって、ちょっと困るのだけど…

≪分からない≫の中に書いた事のひとつに、何故大人向けの天気予報がアニメ仕立てなのだろう? というのがあった。
いえ、お日様マークとか雨マークとか、そういうのじゃないですよ。あれはスペインの天気予報にだってあった。日本のより少し原始的かもしれないけど、一応地図の中で太陽がキラキラ輝いたり、雨粒が流れるように見えたりもしてた気がする。
あの程度の事は「天気を一目瞭然で分かり易く見せる」という「親切」の範疇に入ると思う。

だけど…(笑)、例えばヨロイカブトの「冬将軍」とか「カミナリさま」とか、絵本みたいなキャラクターが出てくるの、ちょっとヘンじゃないですか? 大人の時間に!

そしたら今日、大人の番組で「・・・わんこ・・・」っていうタイトルのコーナーを見てしまった!
ま一種の「新語」と言ってしまえばそれまでだし、「…犬…」ではゴロが悪かったのかもしれないのだけど…
そういえば最近、ブログなどでもチラホラそういう書き方してるような?
もしかして、ただ「犬」って言ったら、なんか素っ気無いというか、乱暴にでも聞こえるのかしらん???

今まで私は、小さな子供に対してもむやみに赤ちゃん言葉で話しかけるべきではないと、結構固く信じて来たのに…。(ま、そういう言葉遣い、苦手っていう、個人的理由もあるけど…)

スペインに居た時、「子供は小さい人」、つまり「子供は小さな大人」という言い方を聞いた事がある。相手が子供だからって、きちんと話を聞かなかったり、説明を誤魔化したりしてはいけない、子供だってちゃんと分かってるんだから…というようなシチュエーションで聞いた気がする。

もしかして今の日本、「大人は大きな子供」になりつつある???



この記事に「昔の別荘」で頂いたコメント&お返事:

Commented by yasuyasuyassy at 2006-05-11 01:59 x
amikajpnさん
こんばんは、大人は大きな子供・・・そうかもしれませんね(笑)
大人も愛情が沸くと変なことしてしまったりしますよね・・・傍から見ると凄く変ですからね。ふと我に返るとおかしかったり。僕もあるのかもしれません。犬→ワンコとかも人の愛情がそうさせたのですかね。
話は違いますが、料理人ってね、変な人が多いんです。僕も変かもしれません(笑)それは料理にかける熱い思いからくるものなんですが、他の人からは理解できないで「変な人」で終わってしまいます。理解できない点では似ているのかもしれませんね。愛情表現に人それぞれ形がありますから。
話がそれていますね・・・すいませんっ!

やす
Commented by amikajpn at 2006-05-11 11:50 x
やすさん、こんにちは。
そう言われればそうですね。私も多分、犬に対してとか、世間の常識から見たらおかしな事やってますね。道で会ったら先ず匂いを嗅ぎ合うとか(笑)
でも元々「赤ちゃん言葉」とか「奥様言葉」(?)とかがヘタなので、犬にも大人の言葉(又は犬語!)で話しかけます。(笑)
それと天気予報のアニメは、視聴者に愛情があるからじゃないだろうって思うんですけどね(笑)

Commented by miriyun at 2006-05-12 23:07 x
こんにちは~、amikajpnさん。

 フムフム、なるほど~。変だなと思われることをたくさん見させてもらいました。視点が違うと、こんなにも不思議に思うことがたくさん出てくるとは・・・想像以上で驚かされました。

Commented by serv1ce2005 at 2006-05-13 01:30 x
amikajpnさん、「脳内ラテン革命」のきんこと申します。ブログへの書き込み、ありがとうございます。

日本の番組、確かに幼児化している傾向はありますね・・。イギリスのテレビ番組とか、スペインのとかと比べちゃうと差は歴然としていますね。でも、どの国にもそういう「?」という部分ってあるもんで、私、イタリアに行ったときに、子供番組だと思われる番組に殆ど全裸みたいなおねーさま方が脚を開いて踊っているのを見て、絶句した覚えがあります。

日本の番組に対して思うのは、やっぱり「視聴率合戦」であり、「テレビを見る層」は日本では圧倒的に女性が多いと思います。だからああいうかわいらしいものが好まれるのではないのでしょうか??

Commented by amikajpn at 2006-05-13 11:49 x
miriyun さん: コメントありがとうございます。
海外に出ても、最初はどうしても日本人の視点で見てるんですよね。自分では「比べない」で「受け入れてる」つもりでしたが、後から振り返るとやはりそうです。他の視点を未だ持ってないのだから、ある意味当然なんですが。
で帰って来てみると、今度はスペイン人(?)の目で日本を見ている。スペインに行く前の私は未だ1人暮らしもした事がなかったので、日本社会の現実(?)が本当には分かっていなかったのではないかと思います。帰国後初めて「日本での1人暮らし」をしたら、もう、日本の社会って???の連続で、カルチャー・ショックから中々抜け出せません!(笑)

Commented by amikajpn at 2006-05-13 12:20 x
きんこさん: 「脳内ラテン革命」って、タイトルも面白いですが、記事もとても面白いです。こちらは知識に乏しくて、中々内容に付いて行けないのですが!
子供番組で全裸のおねーさんですか! 一体何だったんでしょう?(笑)
余談ながら、スペインじゃ昔、子供の時間に「漫画日本むかしばなし」をやってましたが!
追記にも書いたように、考えてみるとスペインでは、テレビ、あんまりじっくり見てる時間がなかったので…日本でもTVウォッチングしてる訳ではないけど、確かにスペインに居た頃よりは見てる時間が長いので、色んなことが目についてしまうっての、きっとありますね…でもやっぱし、夜中に近い時間の天気予報でアニメやんなくってもいいだろうがって…シツコイ!(笑)。
それと「視聴率合戦」で、メディアの側に「視聴者はこういうものを好む」という思い込みというか、時に勘違い、更には見下しみたいなものも感じてしまうのですが、うがち過ぎかなぁ…???

Commented by aoi at 2006-05-13 22:48 x
いつもありがとうございます。
天気予報にもいろいろあると思います。私もキラキラを見た気がしますが、印象に残っているのはやっぱり卵の黄身…
子供のまま大人になってしまう人が日本人には多いと思います。
日本を出ると、それが短期であっても、日本を振り返るいいチャンスになりますね。
しかし、スペインでクレヨンしんちゃんがはやっているのは、いつまでたっても解せません。

Commented by がっちょーん at 2006-05-13 23:30 x
・・・わかってしまっては、人間おしまいですっ!って何ですって!?(なんちゅー極端な)。
 日本人の宗教のひとつに「言霊」ってありますよね。言っちゃいけないんです。言葉に出してはいけない。ことばにすると、呪いになる。
 物事っていいますよね。モノ→物の怪、という国ですからね。今もそれは生きているのです。
 比べて聖書の冒頭はどうでしょう?「はじめに言葉ありき・・・」そこからしてぜんっぜん違う文化、だってえのがわかりますでしょう??ねえ。(=_=;
 追:くどいようですが、BGM追加しましたー。聴いて、感想でも書いてやってくださいな。

Commented by amikajpn at 2006-05-13 23:53 x
aoi さん: クレヨンしんちゃん! 私もスペインのキオスコで本になって売られてるのを、かなり前に(10年くらい?)見ましたよ! でつい買っちゃったりして!(笑)
普通のスペインの漫画とはかなり質の違う笑いだと思ったので、スペイン人の友達に見せて反応を見たいっていうのもあった気がします。私はその時見ただけなのですが、はやってるという事は…スペイン人にも通じる笑いなんでしょうか???
ちなみに、「まんが日本昔話」を当時2局しかなかったテレビでやってたのは20年くらいも前ですが、スペイン語への吹き替え、そして声優も、結構感じ出てたような気がします。
天気予報、aoi さんの記事の写真見て、「卵の黄身」っていうの、言い得て妙だと思ったんですよ。でもスペインに居た時は違和感感じてなかったわけで、人間の五感てやっぱり、日常の環境に左右されちゃうんですね。
だからこそ、時に日常を離れてみるのも大事ですよね。

Commented by amikajpn at 2006-05-14 00:20 x
がっちょーんさん: 言霊という概念と「はじめに言葉ありき」は、どちらもある意味で「言葉の力」を表現していて、私は逆に通じるものがあるような気がしますが…!? 
西洋と違う文化はあって当然だし、なくちゃ困りますよね。そして、日本独自の伝統文化や、その精神が、もっときちんと受け継がれて来ていたなら、子供のまま大人になる人はより少ないかもしれない、などと思ったりもします・・・いかがでしょうか?
BGM、聞きに行きます! 楽しみです。

Commented by がっちょーん at 2006-05-14 00:49 x
なるほどぉ・・・・。そういう解釈もあるのかぁ。(_ _; たしかに言葉は力だ。そうさなあ。もっと自分たちの歴史と文化とか、いろいろと深く知って、そしてそれが誇りに思えたら、いいですね。(^^)

Commented by amikajpn at 2006-05-14 10:48 x
がっちょーんさん: 追伸書こうとしたら先を越されてました(笑)
…でもやっぱり「はじめにあった」のは言葉じゃなくて、その元になる概念だよなぁ…と考えて、昔読んだ「快の打ち出の小槌」という本を思い出しました。関連するところがあった気がします。
日本には誇れる文化がある、少なくともあったと思います。でも恥ずかしながら私も、余り深く知りません。そういうものが、もっと普通の生活の中に息づいている環境で育ったら、どうだったんだろう???って時々考えます。

Commented by がっちょーん at 2006-05-15 01:19 x
日本語訳では「はじめに神話があった・・・」ではじまるのはヘッセの「郷愁」(原題:ペーター・カーチンメント)ですよね。ヘッセはお好きですか?
 私は、甘くもほろ苦い青春の追憶みたいな一連のシリーズが好きですが。当時は"問題作"とされた「デミアン」の後半に実に印象的なシーンがあります、個人的に。
 (ところで、村上春樹の初期作品も、個人的体験、甘いほろ苦さを含むという点においては、ヘッセのある種の作品と共通しているような感覚を受けます。amikajpnさんはどう思いますか?)

Commented by amikajpn at 2006-05-15 23:52 x
がっちょーんさん: あいにく、日本で言われるところの「純文学」小説、殆ど読みません。そして残念ながら、所謂「青春小説」を読まなくなってから、かなりになります(笑)。という訳で、質問にお答えできなくて、すみません。

Commented by ロンドンの若い友達 at 2006-05-17 02:28 x
いつの間にか更新されてる・・・冬将軍とかの絵って言うのはあれは日本人の遊び心だともう。まず絵よりも先に「冬将軍」っていう表現とか「かみなりさま」っていう考え方とか海外からきた人にはむしろ「日本特有の文化」として面白がってみるんじゃないかなあ。天気予報もプレゼンテーション。いかにして「エンターテイメント」をするのかの表れだとわたしは思います。又「わんこ」についてはいまやペットは子供も同然のように扱われており(むしろそれ以上?」他人の子供を「ぼく」とか呼ぶようにやわらかい表現が生まれたのでは・・・むかしから「わんちゃん」という呼び方はあったと思うけど「わんこ」のほうが程よくしまると言うか「わんちゃん」だと甘やかし度が100パーセントな感じがするけど、それよりもしまってる感じ(?)・・・ちなみにおそらくテレビで見たコーナーかなりの長寿コーナーなはず・・・かれこれ10年くらいはつづいてるのでは?まーどちらをとっても、かわいいもの=無害なイメージ=受け入れられやすいという感じでしょうか。まーそういう「意図」こそ有害なものが生まれる発端だったりするんだろうけど(笑)

Commented by amikajpn at 2006-05-17 18:16 x
ロンドンの・・・: そう、いつの間にか更新してるからっ、時々覗いてみてよね(笑)。
「遊び心」ねえ・・・それを純粋な外人(?)のように「日本特有の文化」として面白がれなかったのが、私のカルチャー・ショック…
「わんちゃん」よりも「わんこ」の方が程よくしまる! なるほど! でも私、家族同然に飼ってた犬も、名前に「ちゃん」を付けるより「助」を付ける方が多かった人だから・・・「助」だとしまり過ぎ?(笑)
それにしてもあのコーナー、10年も続いてるのか?  4月から始まった新番組だとばっか思ってたのに・・・このズレは一体何ショックだろう?
・・・「受け入れられ易い」ものから「有害なもの」が生まれる・・・ふ、深い!

[PR]
by peque-es | 2006-05-11 00:12 | その他、色々、なんとなく…
<< スペインの「普通の」豚 スペインの(ガリシア風)タコ >>