Lentejas (レンズ豆の煮込みスープ)
2007年 01月 18日
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ちょっと写真が暗め(?)だけど、これはレンズ豆のスープ。
レンズ豆…スペイン語で lenteja-s(レンテッハス)、正にレンズ(lente-s)から来ている?
注1: ホアンさんに頂いたコメントから、スペイン王立アカデミーの辞書で確認したところ、lenteja の語源はラテン語の lenticula、そしてレンズの語源は同じくラテン語の lens, lentis、そして lenteja とありました。ホアンさん、ご指摘ありがとうございました。)

多分形がレンズに似てるから? ↓  (注2:…じゃなくって、レンズがレンズ豆に似た!)
a0072316_1256532.jpg少し前に缶詰じゃないレンズ豆をゲットしたので、作ってみた。玉ねぎをちょっと炒めて、そしてジャガイモ、人参、煮物用のチョリソと一緒に、テキトーに煮ただけ。
スペインではこれにトマト・ソースの缶詰を入れた…え~と、日本では多分、トマト・ジュースを入れたらいい感じになるんじゃないかしらん? と思ったのだけど、なかったので省略。
味付けは塩とスープ・ブイヨン。トマトの替わり(?)の色付けに、パプリカ少々。



レンズ豆は鉄分が豊富で、軍隊の食事によく出てくるそうですが、真偽の程は知りません。
本物のチョリソは日本の普通の店には売ってないので、作って見たい人はネットで買うか…或いはちょっとピリカラだけどカナダ産のドライ・チョリソで代用するか…
a0072316_0252524.jpg間違っても日本製の、「チョリソ」という名前で売られているソーセージ類(?)では代用しないように!

スペインのチョリソには、そのまま食べるための物、炒め用、バーベキュー用、そして煮物用と、実に様々な種類があるのだけど、あれはそのどれとも似てません。
なんでチョリソって名前付けたんでしょ?
日本のハム・ソーセージ類は人工的な甘味の強すぎるものが多いので(隠し味の砂糖が隠れてない感じ?)、そういうのを入れるとスープの味が変わってしまいます。
本物のチョリソが手に入らなかったら、野菜だけの方がおいしい…と思う。スペインでもそうやって作る人もいるし。

ネットなどで探す場合は、この写真のような雰囲気のを探して下さい。それを1センチ位の輪切りにしたのを、1人分1~2ヶの見当で入れる。

トマト・ベースの味にする時も、甘いケチャップとかは使わない方がいい…と思う。

a0072316_13324537.jpg昔スペインで使ったレンズ豆は、水に漬けて置いて、その水を何度か替えて…と、豆類の料理の常套プロセスを踏んだ気がするのだけど、これは下処理(?)してあるらしく、30分位水に漬けておいたのを他の野菜類と同時に入れて、ジャガイモと同じ時間で柔らかくなった。
でも別の日にトマト・ジュースを加えて、玉ねぎを炒めずに作ってみたら、炒めるのは省略してもよいけど、豆はやはり少し煮込んだ方が「おいしい」という事が分かりました。

初めてスペインに行った時、同居してたアメリカ人女性に教わって作り始めたレンズ豆のスープ。材料費は安くて食べでがある。栄養バランスも良さそうだし。
でもよく作った一番の理由は、多分、白いご飯とも合うからだ!
当時は一日3食自炊で、ご飯をお鍋で炊いて食べていた。レンズ豆は「お米と一緒に食べる」と聞いてハヤシライスのようにして食べてみたら、これがおいしい。留学時代は専らそうして食べていた。そしたら他のおかず、作んなくっていいしね!

でも1日3食自炊してたという事は、実は本当のスペイン人の食べ方、知らなかったのだ。
仕事を始めて、昼を外で食べるようになって分かったのは、スペイン人、ハヤシライスのようには食べません。a0072316_13353575.jpgお米と食べる時も、スープの真ん中にちょっと盛ってあったり、スープの中にご飯がパラパラ入ってたり…実だくさんでツユたっぷりの雑炊…

←こんな感じ…と言いたいところだけど、これはちょっと実沢山過ぎたかも(汗)…そしてご飯も、スペインじゃもう少し少なめです。

そうやって外で食べるようになってからは、自分で作る事を殆どしなくなったレンズ豆。
でも日本に帰って来たら、レンズ豆のスープがランチに出てくるところなんて、ないもんね。
そして自分で作ろうと思っても、近くの店には缶詰さえない。ガンバルゾの缶詰はあるのに…

なので今回スペインに行った時、どっかで絶対レンズ豆を食べなくっちゃと思ってたのだ。
レンズ豆は庶民的な家庭料理なので、パエージャのような専門レストランはありません…
でも2週間あれば、どっかで「本日の定食」(MENU DEL DIA)とかに出てるのに行き当たるだろうと、毎日街を歩きながら目を光らせていたら…
a0072316_23335291.jpg4日目くらいに見つけた!→

住んでいた家の近くのお店で、本日のメニューのひとつにレンズ豆!
入口にかけてある黒板に、その日のメニューが書いてあります。

おまけにその日は薄曇り、こっちは到着以来の時差ぼけと疲れで一種の貧血症状。鉄分たっぷりのレンズ豆を食べるのに、こんなに相応しい日はないではないですか?

ちなみにイタリアじゃ、このレンズ豆を大晦日の夜に食べる習慣があるそうで…
豆の形がお金に似てるので、翌年の金運が良くなるように?
大晦日をローマの友人の家で過ごした時、夜中近くにシャンパンを抜いてレンズ豆を食べた話をすると、スペイン人の友人は「え~っ、夜にレンズ豆? そりゃちょっと重たいんじゃないの?」とびっくりしていた。同じラテン系でも違うのね。
レンズ豆のスープ、量や料理法にもよるのでしょうが…ひよこ豆や白インゲンの煮込みより軽い気もする。夜中はともかくとして、私は普通の夜ご飯に食べても大丈夫です。

MICAN さんのこのレシピもご参考に。
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by peque-es | 2007-01-18 13:50 | スペインふう家庭料理
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